50年前の車でも補修部品には困らないボルボ…オートモビルカウンシル2019

ボルボP120アマゾン(オートモビルカウンシル2019)
ボルボP120アマゾン(オートモビルカウンシル2019)全 6 枚

オートモビルカウンシル2019でボルボ車を展示していたのは、ボルボ・カーズの正規代理店のひとつボルボ・クラシック・ガレージ。目玉は『P120アマゾン』。1956年から製造された車両で、展示車両は1961年からのモデルだ。

エンジンは初代の1.6リットルから1.8リットルにアップされ、75bhpと90bhpのモデルが存在する。前後席のシートベルト、フロントシールドのラミネート加工、前輪ディスクブレーキ採用など安全思想も当時から変わっていない。また、アマゾンというと、ボルボが最初にポンツーンボディを採用した車としても有名。2分割のフロントグリルとともに、もっともボルボらしいボルボとも言われている。

展示車両は、もともと京都在住のオーナーが90歳を期に免許返納したことで、同社がひきとったものだという。走行距離は約35万kmだという。オーナーが新車購入から車検を通しており、現在もナンバー付きの車両として走行可能だ。フロント外装は補修が入っているが、エンジン、トランスミッション、フロントフェンダー以降はすべてオリジナルの状態だ。

同社はボルボ・カーズの正規代理店として新車販売と中古車販売を行っているが、古いクルマのレストア、整備も長年手がけている。補修部品については、正規部品の他、海外サードパーティの部品、在庫品などをネットで検索できるので、展示のアマゾンのような車両でも部品にこまることはあまりないという。ボルボの場合、スチール系の部品はもとがしっかり作られているので、壊れることは少ない。

なお、オートモビルカウンシルは、クラシックカーやビンテージカーの展示を楽しむだけでなく、会場で展示車両などの購入ができるのも特徴のひとつだ。このブースでは、『240』、『940』などの中古車両も商品として展示されていた。同社によるメンテナンスとレストアがされている。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル初の小型クロスオーバーEV『アンチャーテッド』正式発表、2026年発売へ
  2. 大成建設、高速走行中の給電に成功、EV向け「無線給電道路」の実証実験で[新聞ウォッチ]
  3. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  4. 車内すっきり! ワンタッチでCarPlayがワイヤレスに、「OTTOCAST MINI」発売
  5. エブリイ&ハイゼットオーナー必見! 最新便利アイテムをレビュー[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る