日産 Z に2020年型、50周年記念車を設定…ニューヨークモーターショー2019に出品へ

1970年に米国のレースで優勝したダットサン240Z BREがモチーフ

リアスポイラーは取り外されプレーンなリアスタイルを表現

レーシングカーをイメージさせる特別装備をインテリアに採用

日産 370Z(フェアレディZ)の50thアニバーサリーエディション
日産 370Z(フェアレディZ)の50thアニバーサリーエディション全 17 枚

日産自動車(Nissan)の米国部門は4月16日、米国で4月17日(日本時間4月18日未明)に開幕するニューヨークモーターショー2019において、2020年モデルの『370Z』(日本名:『フェアレディZ』に相当)の「50thアニバーサリーエディション」を公開すると発表した。

初代フェアレディZは、1969年に発売された。それまでのオープンボディの『フェアレディ』に代わって、クローズドのクーペボディになって、初代フェアレディZは登場した。初代フェアレディZは北米市場を中心に大ヒットし、9年もの長期に渡って生産されている。

現行フェアレディZは、6世代目モデルにあたり、2008年に発表された。世界トップレベルの走行性能や、走りのために鍛え上げられたしなやかでダイナミックなデザインを採用。日産によると、あらゆるシーンで走る楽しさを満喫できる真のスポーツカーとして、顧客から高い評価を得ているという。

50thアニバーサリーエディションは1970年に米国のレースで優勝したダットサン240Z BREがモチーフ

その生誕50周年を記念するモデルが、ニューヨークモーターショー2019で初公開される予定の50thアニバーサリーエディションだ。1970年に米国のSCCA(スポーツ・カー・クラブ・オブ・アメリカ)のレースで優勝した伝説のレーシングカー、ダットサン『240Z BRE』のデザインを新たな形で再現している。

BREとは、ブロック・レーシング・エンタープライゼスの略だ。ダットサン240Z BREは、初代フェアレディZベースのレーシングカー。ホワイトのボディカラーに赤いボンネット&ルーフが外観上の特長だった。

50thアニバーサリーエディションでは、ボディカラーとして、ブリリアントホワイトパールのボディに、バイブラントレッドのボンネット&ストライプを組み合わせた。これは1970年に米国のSCCAのレースで優勝したダットサン240Z BREをモチーフにしている。

リアスポイラーは取り外されプレーンなリアスタイルを表現

さらに、ブリリアントシルバーのボディに、ダイヤモンドブラックのボンネット&ストライプの組み合わせの2種類のカラーリングを設定する。フロントフェンダーには、専用のステッカーを装着。リアには、50周年記念を象徴するバッジを追加した。ホイールリムには、レッドラインを追加した19インチアルミホイールを装備している。リアスポイラーは敢えて取り外しており、プレーンなリアスタイルを表現している。

日産 370Z(フェアレディZ)の50thアニバーサリーエディション日産 370Z(フェアレディZ)の50thアニバーサリーエディション3.7リットルV型6気筒ガソリン自然吸気エンジンは、米国仕様の場合、最大出力332hp、最大トルク37.3kgmを引き出す。トランスミッションは、レブマッチング機能付きの6速MTと7速ATを設定している。

レーシングカーをイメージさせる特別装備をインテリアに採用

インテリアには、レーシングカーをイメージさせるセンターストライプを施したアルカンターラ仕上げのステアリングホイールを採用した。専用キッキングプレート、専用カラーのシフトノブ、専用ステッチを施したパワーシートやドアトリムも装備している。また、シートやシフトノブ周り、メーター内に50周年記念ロゴを配するとともに、その他多くの専用装備によって、50周年の特別感を演出している。

また米国仕様では、8個のスピーカー(デュアルサブウーファーを含む)、アクティブノイズキャンセレーション、アクティブサウンドエンハンスメントシステムを備えたBOSEオーディオシステムが、50周年記念モデルに標準装備されている。

《森脇稔》

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