【アウディ TT 改良新型】外観をよりスポーティに…誕生20周年記念モデルも

アウディ TT 改良新型 発表会
アウディ TT 改良新型 発表会全 12 枚

アウディジャパンは一部改良したTTシリーズを5月9日から順次販売を開始すると発表した。外観をよりスポーティにしたほか、エントリーモデルのエンジン排気量を1.8リットルから2リットルに変更したのが特徴。価格は479万‐799万円となっている。

アウディジャパンのフィリップ・ノアック社長は4月24日に都内で開いた発表会で「新型TTは、究極のデザインアイコンであるだけでなく、まさにピュアなスポーツのDNAを宿すモデル」とした上で、「アウディTTは今後もそのサクセスストーリーを続けていく」と強調した。

主な変更点に関しては「前輪駆動車(TTクーペ 40TFSI)のエンジン排気量を1.8リットルから2リットルにした。最高出力は180馬力から197馬力と17馬力アップ、最大トルクも250Nmから320Nmへと70上がっている。その他のエンジンについては基本的な変更はないが、さらに磨きをかけている」とした。

外観では「R8のイメージに近づけた新しいハニカムグリルをすべてのTTシリーズに採用。またSラインのエクステリアが非常に好評だったので新型では標準化した」とし、一方のSラインは「大幅に改良を加えている。スペシャルグロスブラック仕上げの3Dハニカムメッシュを採用した。バンパーもデザインも一新。今回、サイドスカートを加え、よりスポーティでダイナミックなデザインとなった」とノアック社長は解説した。

インテリアは「Sラインのみに採用されていたアルミニウムルックのインテリアを標準化した。またレザーを幅広く採用した。例えばドアのアームレスト、センターコンソールなどにもレザーをあしらった」という。

上級グレードのTTSについては「よりスポーティなデザインディテールをまとい、TTファミリーの中での特別なモデル」とした上で、「リアライトの下に組み込まれた、さり気ない垂直のエアアウトレットと4本のテールパイプ、幅の広い立体的なディフューザーが非常にスポーティでパフォーマンスを強調するデザインを演出している」と述べた。

今回、TTシリーズの誕生20周年を記念した特別仕様車も併せて披露された。ノアック社長は「TTの20周年を記念して『TT 20years』という特別限定車を発売する。この記念モデルは世界999台限定生産で、日本市場向けには20台を確保した」と明かした。

TT 20yearsは専用色アローグレーパールエフェクトを採用。ボディサイドやステアリングホイールにTT 20yearsのバッジが施されるとともに、センターコンソールにあるエンジンスタートボタンの脇にはシリアルナンバーを刻印したバッジも装備され、「999台のうちの何台めかわかるようになっている」とのことだ。
このほかの特別装備は「マトリクス有機LEDライトを標準装備したほか、インテリアではモカシンブラウンのファインナッパレザーを採用し、特別色イエローのコントラストステッチを施した」とした。TT 20yearsの価格は759万円で、6月10日から販売を開始する。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  2. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  5. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る