レクサス RC F 改良新型、映画『メン・イン・ブラック』最新作に起用…作品は6月公開へ

映画『メン・イン・ブラック:インターナショナル』に起用されるレクサス RC F 改良新型
映画『メン・イン・ブラック:インターナショナル』に起用されるレクサス RC F 改良新型全 10 枚

レクサスの米国部門は4月25日、『RC F』(Lexus RC F)の改良新型が、映画『メン・イン・ブラック』シリーズ最新作、『メン・イン・ブラック:インターナショナル』に起用されると発表した。

RC Fは、レクサスの2ドアクーペ、『RC』の頂点に位置する高性能グレードだ。改良新型のエクステリアは、「レース育ちのスタイリング」をコンセプトに、モータースポーツで培われた空力デバイスや形状をスタイリングに織り込んだデザインとした。

具体的には、フロントバンパーコーナーにカナード形状を取り入れてダウンフォースを高めた。サイドのロッカーモール後端にアンダーカット形状を作ることで、リアのタイヤ周辺の乱気流も抑制するなど、空力性能の向上を目的としながら、「F」としての独自性を狙ったデザインとした。また、前後のホイールハウスにダクトを設けることで、ホイールハウス内に溜まった空気の圧力を低減させ、最適なコーナリング姿勢やステアリングの応答性向上を追求する。

運動性能向上を狙って、車両重量の軽量化にも取り組んだ。従来モデルに対して、20kgの軽量化を実現する。限界領域でのコントロール性の向上を目的に、トレッドパターンひとつひとつのコンパウンド材質までこだわり、タイヤを新開発した。これにより、サーキット走行などにおいて、優れた操縦安定性を実現しているという。

レクサス RC F 改良新型レクサス RC F 改良新型改良新型RC Fでは、2UR-GSE型5.0(4968cc)リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンを継続し、強化して搭載する。自然吸気エンジンならではのリニアな加速フィーリングを際立たせるため、エンジン出力を向上させるとともに、エアクリーナー形状の変更による吸気性能向上とスロットル制御の改良により、アクセルレスポンスを向上させた。

改良新型のエンジンのスペックは、北米仕様の場合、最大出力472hp/7100rpm、最大トルク54.6kgm/4800rpmを引き出す。従来モデルの467hp、53.8kgmに対して、パワーは5hp、トルクは0.8kgm引き上げられた。エンジントルクを制御し、発進時のタイヤ空転を防ぐローンチコントロールを新採用する。これにより、鋭いスタートダッシュを可能にし、0~96km/h加速は4秒と、従来の4.4秒から0.4秒の短縮を果たした。

このRC Fの改良新型が、映画『メン・イン・ブラック』シリーズ最新作、『メン・イン・ブラック:インターナショナル』に起用されることが決定した。作品内では、男性エージェントの乗る車両として、RC Fが登場するという。なお映画は日本国内では、2019年6月14日に公開される予定だ。

《森脇稔》

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