近鉄が大阪・夢洲乗入れを計画…異なる集電方式に対応した車両を新造 万博で

夢洲直通列車の運行が予定されている近鉄奈良線。
夢洲直通列車の運行が予定されている近鉄奈良線。全 3 枚

近鉄グループホールディングス(近鉄HD)は、5月14日に発表した「新『近鉄グループ経営計画』」で、2025年に開催されることになった日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場となる大阪市夢州(ゆめす)地区と近畿日本鉄道(近鉄)沿線を結ぶ直通列車の計画を明らかにした。

大阪・関西万博開催に向けては、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)が中央線コスモスクエア駅(大阪市住之江区)からの延伸を予定しているが、近鉄HDでは、中央線と相互直通運行を行なっている近鉄けいはんな線(長田~学研奈良登美ヶ丘)と近鉄奈良線を介して、近鉄沿線からの夢洲乗入れを計画している。

ただし、けいはんな線と中央線は第三軌条方式(レールから集電する方式)、けいはんな線を除く近鉄線は架線方式と集電方式が異なるため、2種類の集電方式に対応した新造車を開発するほか、近鉄奈良線からけいはんな線へ乗り入れるための渡り線を生駒駅(奈良県生駒市)に新設するとしている。

なお、新造車開発については海外メーカーと協議に入っているという報道もある。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. いつでもビーチ気分! 夏仕様のSUV『ハバナ』が30台限定で登場、499万円から
  3. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  4. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
  5. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る