米ホンダ、フィット EV の使用済みバッテリーを再利用へ…電力網に組み込む

ホンダ・フィットEV
ホンダ・フィットEV全 4 枚

ホンダの米国部門、アメリカンホンダは5月15日、『フィットEV』(Honda Fit EV)の使用済みバッテリーを再利用するプロジェクトを発表した。

画像:ホンダ・フィット EV

フィットEVは、『フィット』ベースのEVだ。燃料電池車の『クラリティ』用のモーターは、最大出力123psを発生する。バッテリーは、蓄電容量20kWhのリチウムイオン。米国EPA(環境保護局)の電費性能は118MPGeで、1回の充電での航続は最大132kmの性能を備える。

米国ではフィットEVはリース販売のみとなり、2012年夏、まずは西海岸のカリフォルニア州とオレゴン州でリース販売を開始し、その後、米国の主要な州にリース販売エリアを拡大した。3年間のリース契約で、月々の支払額は199ドルだった。

アメリカンホンダは今回、このフィットEVの使用済みバッテリーを再利用するプロジェクトを発表した。米国オハイオ州の電力会社、アメリカン・エレクトリック・パワー(AEP)と協力。フィットEVの使用済みバッテリーを、蓄電装置としてAEPの電力網に組み込む。

アメリカンホンダは、このプロジェクトは将来のEVの普及に不可欠。使用済みバッテリーにセカンドライフを与えるもの、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産株価が3日続伸、SUV『パトロール』を日本市場に投入へ
  2. 【シトロエン ベルランゴ 新型試乗】室内も走りも、シトロエンらしい“心地いい系”…島崎七生人
  3. マツダ CX-5 新型、最高評価の5つ星獲得…ユーロNCAP
  4. 最新機種の“魅力”を解剖! カロッツェリアの「モニターレス機」なら、スマホを便利に使い倒せる![メインユニット最前線]
  5. 「さすが私が欲しいバイク」ヤマハの原付二種スポーツ『XSR125』が「バイクオブザイヤー2025」に、SNSではファン興奮
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る