パナソニック、VRシミュレーションの体感施設を公開…これまでにないリアル感を演出

眺望型体験ルーム
眺望型体験ルーム全 6 枚

パナソニックは5月23日、東京汐留ビルでVRシミュレーションに関する技術説明会を開催するとともに、東京・晴海にある施設で展開する空間演出ソリューション「VIRTUAL STAGE MIERVA(バーチャルステージミエルバ)」を報道陣に公開した。

【画像全6枚】

その施設は東京オリンピック・パラリンピックの選手村跡地に建設予定の街「HARUMI FLAG」向けの販売センター「HARUMI FLAGパビリオン」で、VRによるいろいろな空間演出が体験できる。

VRといえば、通常ゴーグルをつけて見るものだが、このパビリオンではゴーグルなしで複数の人が同時に体感できるのが特徴だ。しかも、1/1VRと実際に見ている光景と変わらないので、非常にリアル感がある。

例えば、モデルルームの眺望が演出できる「眺望型体験ルーム」では、4台の高輝度プロジェクタと超短焦点レンズを使用し、窓から見える朝や夕方、夜の景色のほか、階数や部屋の向きを変えて、それぞれの部屋の眺望を見ることができる。

また、VRドームでは、HARUMI FLAGの街並みや共有スペースなどを、実物大となる1/1サイズのスケール感で体感でき、図面だけでは実感しにくい部屋の広さや天井の高さなどもわかる。そのほか、1930年代に晴海が誕生からHARUMI FLAGができるまでの変遷をプロジェクションマッピングとユニークな装置で楽しめるコーナーもある。

同社のライフソリューション社ライティング事業部の高島深志主幹は「汐留サイバードームでの技術蓄積をもとに、3Dデータや動画データを入力するだけで1/1スケールに自動変換する技術を活用するとともに、限られた空間でも最適な投影ができるようなスクリーン形状、プロジェクタ台数の評価を行った。これによって、最適な映像とともに、省スペース化、ハードウェア台数の削減を図った」と説明する。

また、同事業部の大石智久課長は「パナソニックはVR技術において、顧客ごとに異なる課題解決のためのアップデート性能、ライティングを中心にした機器やソフトナレッジの活用、大型プロジェクション技術やAR、スマートデバイスとの連携において強みがある。これらの特徴を通じて、顧客ごとに唯一のカスタマイズサービスを提供できる」と話す。

今後はVRデジタルプラットフォームの構築により、空間価値を創造し、人起点で快適な家や街づくりをシミュレートしていくという。そのためにVR技術をさらに進化させていく方針だ。

《山田清志》

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