VW ゴルフRヴァリアント に「ファイター」…400馬力セーフティカー提案

GTIミーティング・アット・ヴェルターゼーは、今年で38回目で、欧州最大規模のフォルクスワーゲングループのファン感謝イベントだ。フォルクスワーゲングループから、フォルクスワーゲン、アウディ、セアト、シュコダなどの各ブランドが参加し、オーストリアの会場には欧州から多くのファンが集まり、盛り上がりを見せる。
そのGTIミーティング・アット・ヴェルターゼーで初公開されたのが、ゴルフRヴァリアントのワンオフモデル、ファイターだ。ゴルフRヴァリアントをベースに、ドイツ・ザクセン州のフォルクスワーゲンのツヴィッカウ工場で働く職業訓練生が、カスタマイズしたワンオフモデルになる。
テーマは、サーキットで使用されるセーフティカーだ。ルーフにはライトシステム、フロントグリルにはフラッシュライトが追加された。ルーフには360度の視野を記録できるカメラも装着する。ボディカラーはクリスタルシルバー+ナルドグレーで、赤いアクセントを添えた。前後フェンダーは左右それぞれ30mm拡幅されており、ワイドタイヤを収める。
セーフティカーとしての使用を想定し、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンには、チューニングを実施した。これにより、最大出力はおよそプラス100hpの400hpへ引き上げられている。インテリアはフルレザーとなっており、荷室部分はアルカンターラで仕上げている。
《森脇稔》