逆走事故の金沢シーサイドラインが手動運転で再開…運行本数は通常の65%、代替・代行輸送は継続

金沢シーサイドラインの列車。横浜シーサイドラインが運営する同線は1989年7月に開業した新交通システムで、1994年から全列車で自動列車運転装置(ATO)による運転が行なわれていた。
金沢シーサイドラインの列車。横浜シーサイドラインが運営する同線は1989年7月に開業した新交通システムで、1994年から全列車で自動列車運転装置(ATO)による運転が行なわれていた。全 1 枚

横浜シーサイドラインは、6月1日20時15分に新杉田駅(横浜市磯子区)で逆走事故が発生した金沢シーサイドラインの運行を6月4日11時頃から再開した。

国土交通省運輸安全委員会の発表によると、逆走した車両は線路端の車止めに衝突し、6月1日23時30分の時点で、重傷者2人を含む負傷者15人が発生したという。

横浜シーサイドラインでは、事故発生直後から6月3日まで全線で運行を見合わせていたが、運行再開に際しては運転士を乗務させての手動運転に切り換えた。

しかし、手動運転では通常の65%程度の運行本数に留まり、ラッシュ時は7~8分間隔、日中は10分間隔となるため、バスによる代行輸送や路線バスへの代替輸送は継続するとしている。

なお、6月4日の代行輸送は19時まで行ない、翌6月5日は7~9時に実施。それ以降は状況により検討するとしている。

この事故については、6月2日付けで国土交通省関東運輸局が横浜シーサイドラインに対して、事故原因の究明や再発防止の措置、安全輸送に万全を期すことを求めた「鉄道の安全輸送の確保について」と題した文書を手渡しており、その策定結果を文書で報告することを指示している。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  5. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る