【レクサス UX250h 新型試乗】この取り回しのしやすさは満足感高し、である…岩貞るみこ

レクサス UX250h
レクサス UX250h全 24 枚
レクサス・ブランドと聞くと、大きくて立派というイメージが刷り込まれている。ゆえに『UX』も、大きさときらびやかさでぐいぐい押してきてマウンティングされるんじゃないかと、不安まんまんで対峙したものの、あら、コンパクト。

全高1540mmとほどよい高さもそうなのだが、それより意外なのは、全長4495mmの全長だ。駐車場に止めると、拍子抜けするくらい小さい。身構えていた自分は、いったいなんだったのだ。

最低地上高(地面からクルマの腹部分)は、1600mmというから、SUV風とはいえ、がんがん悪路を走り回るのではなく、シティユースを狙ったもの。確かに、このフロントグリル(真正面の黒いアミアミのところ)に泥がはさまったら洗車しにくそうだもんね。


ほどよい高さでするりと乗り込める運転席に座ると、眼前に広がるのは、質感ばっちりな空間。ハンドルのつかみ心地とか、シートの座り心地とか、スイッチまわりの雰囲気とか、上質で気分が落ち着く。クルマにおもてなしを受けているようである。

ただ、カーナビがね。このところ指先の反射神経がにぶってきた私としてはね、いまひとつうまく使いこなせなくて、レクサスはこうした操作系、もう少し気を使って機能デザインして欲しいと願うばかりである。

試乗したハイブリッドは、燃費はいいし、走り出しがなめらかでするりと走れる。なによりこのサイズ感。本当に使いやすい。フロントグリルの黒くて大きくて迫力満点のアミアミ部分のデザインを、繊細な女性がどう受け止めるかはともかく、この取り回しのしやすさは満足感高し、なのである。



■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家
イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーを中心に取材するほか、ノンフィクション作家として子どもたちに命の尊さを伝える活動を行っている。レスポンスでは、アラフィー女性ユーザー視点でのインプレを執筆。コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。

《岩貞るみこ》

岩貞るみこ

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家 イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。レスポンスでは、女性ユーザーの本音で語るインプレを執筆するほか、コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。著書に「未来のクルマができるまで 世界初、水素で走る燃料電池自動車 MIRAI」「ハチ公物語」「命をつなげ!ドクターヘリ」ほか多数。2024年6月に最新刊「こちら、沖縄美ら海水族館 動物健康管理室。」を上梓(すべて講談社)。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  2. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  3. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  4. メルセデスベンツ『Gクラス』、オープン「カブリオレ」復活へ
  5. マツダの新型SUV『EZ-60』すでに4万台の予約殺到! SNSでは「マツダ復権か??」「日本でも売るべき」など話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る