【レッドブル・エアレース 第2戦】室屋が今シーズン2連勝!年間王者に向けて大きく前進!

見事2連勝を果たした室屋義秀(中央)。左は2位のマット・ホール、右が3位のマルティン・ソンカ
見事2連勝を果たした室屋義秀(中央)。左は2位のマット・ホール、右が3位のマルティン・ソンカ全 4 枚

今シーズン限りで終了が決まった「レッドブル・エアレース・ワールド チャンピオンシップ」。そんな悲しいニュースをよそに、日本人パイロットの室屋義秀選手は開幕戦に続くカザンでも優勝する2連勝を達成。最後の年間王者に向けて室屋は大きく前進することとなった。

【画像全4枚】

ロシア・カザンでの2019年第2戦は、レース終了が伝えられて最初のレースとなっただけにかなりデリケートなタイミングで行われることとなった。しかし、そんな心配をよそにレースは白熱した戦いを繰り広げたようだ。特に室屋は3回のフリープラクティス全てでトップタイムを記録。開幕戦から4ヶ月以上経過したブランクをまったく感じさせない立ち上がりを見せた。

そんな好調ぶりを維持した状態で迎えた15日の予選。この日は時間が経つと共に風が強まり、今大会最速の1分01秒431の最速タイムを出す選手が現れる中、後半になるほどタイムが出にくい状態となった。そうした中で後半に飛んだ室屋は予選ポイントが獲得できない4位。ただ、今大会の予選では自己ベストを叩き出しており、その手応えを持って決勝に挑んだ。

決勝で最初の戦い「ラウンド・オブ14」で相手となったのは、昨シーズンから参戦した元イギリス空軍で世界最高のアクロバットチームで活躍したベン・マーフィー選手。室屋との対戦成績は1勝1敗と侮れない相手でもある。前半はマーフィーに後れを取るも、後半に行くに従って巻き返し、マーフィーに0.09秒差を付けた1分03秒243で勝ち進んだ。

次の「ラウンド・オブ8」の対戦相手はラウンド・オブ14で室屋を上回るタイムを出していたミカ・ブラジョー選手。それだけに室屋にとって苦戦が予想されたが、ブラジョーはどうしたわけかペナルティを犯して自滅。室屋は危なげなく「ファイナル4」へとコマを進めることとなった。

そして、最後のファイナル4。室屋は最初のフライト。ここで良いタイムが出して相手にプレッシャーを与えたいところだったが、カザンでもっとも遅い1分03秒496で終わってしまった。これはかなり苦しいかと思われたが、続くマルティン・ソンカ選手、マット・ホール選手ら強者たちはタイムが伸び悩む。週末合わせて8万人が見守る中、室屋はエアレース最後のワールドチャンピオンへ向けた2連勝を果たすことができた。

レース終了後、室屋は「全4戦なので2戦目が重要になると思って準備を進め、その成果がすごく出たレースになりました。4戦中で2戦優勝できたので大きなアドヴァンテージになると思います。勝ったのは非常に嬉しいですし、チャンピオンシップでリードを広げられたことも嬉しいですが、まだ2位との差が十分ではないので、次のバラトン湖レースが非常に重要になります。バラトン湖で勝てるように明日から準備を進めていきたいと思います」とコメントした。

レッドブル・エアレースは残り2回となり、7月13日・14日のバラトン湖(ハンガリー)を経て、最終戦は9月7日・8日の千葉市幕張海浜公園で行われる。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『NX』ビッグマイナーチェンジはこうなる…新デザイン採用で商品力を大幅強化か
  2. アキュラ『インテグラ』の「タイプS」、FF車の新記録を達成…パイクスピーク 2026
  3. 三菱『パジェロミニ』を北米投入か? 「ベイビー・パジェロ」は新たな武器になる!
  4. いすゞのピックアップトラック『D-MAX』、タイからの並行輸入で7月1日発売…税抜1000万円
  5. ホンダ『シビックタイプR』受注停止のままモデルチェンジへ、登場は2026年秋か…最終デザイン
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ボルボカーズ、2028年以降の車両にアプティブのGen 8レーダー採用へ…悪天候や複雑な市街地でも高精度センシング
  2. ボッシュ、ヒューマノイド向け需要拡大でロボティクス事業を強化
  3. アステモが執行役員を解任、「職務遂行の適切性に問題」…子会社社長も交代
  4. SDV時代、進化するアフターマーケットの“今”と“未来”が一堂に…「アウトメカニカ フランクフルト 2026」9月8~12日開催
  5. 7/27申込締切 【激変するインド自動車産業】政策転換とEVシフト、クイックコマースが拓く日本企業の勝機
ランキングをもっと見る