毎分686リットルのかけ流し---山口温泉 国道20号

山梨県甲斐市の住宅街の中にある山口温泉。
山梨県甲斐市の住宅街の中にある山口温泉。全 8 枚

しばしば通る機会のある国道20号線。東京から西に向かい甲府昭和インターを過ぎてしばらくしたところに、ナビに案内が出てきた山口温泉。ふらりと立ち寄る温泉として、試しておくべき名湯と言える。

【画像全8枚】

早朝に甲府で湯に入ると言えば町の中心に近い「草津温泉」が定番か。さもなければ少し郊外へ行って、というのが一般的な選択肢だ。しかし、ちょうどラジオが午前9時の時報を告げるころ甲府近くを差し掛かった。早朝というにはやや遅く、かといって、日帰り入浴は10時からという施設が多い中、この9時オープンの山口温泉のそばを通ったのは何かの縁ではないか、と初めて立ち寄った。

住所は山梨県甲斐市。その昔、畑の真ん中から温泉が湧き、以来湯治の湯としても親しまれているという。今はすっかり住宅街の真ん中だ。

営業開始直後に入るとすでに先客が。常連やファンが多いようだ。「もう30年以上になりますか、毎分100リットルもあれば温泉施設はできるでしょう。うちは沸いたまま毎分686リットル出ています」と番頭さん。

「草津温泉がお好き? 熱めで副交感神経を刺激して、朝入ると『今日もがんばるぞ!』っていう気になるでしょうね。それに対してうちのはぬるめですので、ゆっくり入ってもらえますが、本当は寝る前がいいかもしれませんね」

水質・効能も大事だが、豊富な湯量は何にも代えられないのではないか。入る者を豊かな気持ちにさせる。山口温泉は920メートルの地下の源泉から直結で自噴する。飲めば糖尿病や通風などにも効果的だという。露天風呂に入ると、もうすぐ収穫の時期を迎える桃の香りだろうか、微かに風に乗ってきた。

《中込健太郎》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 初代ホンダ NSXベースのスーパーカー『Tensei(転生)』、北米販売体制が決定
  2. 発表秒読み?…ホンダ『フィット』7月改良、4グレード構成に刷新か
  3. スズキ『ワゴンR』次期型、発売は2027年前半か…販売推移から見えるフルモデルチェンジの方向性
  4. レクサス『NX』ビッグマイナーチェンジはこうなる…新デザイン採用で商品力を大幅強化か
  5. トヨタ『カローラ クロス』一部改良、安全性能を強化…60周年記念特別仕様車Z「Adventure」も設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 中国勢にも対抗する競争力のあるSDV開発に必要なものとは…アステモサイプレモス 木村篤仁氏[インタビュー]
  2. ボッシュ日本、2025年度の売上高4600億円で4年連続最高記録を更新…ADAS・SDV強化が成長を牽引
  3. 手放し走行で累計2000万km超、BMWの先進運転支援「Highway Assistant」…高速道路で最高130km/hまで手放し走行可能に
  4. 車載カメラで心拍数を遠隔監視、ドライバー監視システムの新機能を発表…スマートアイ
  5. ソニーネットワークコミュニケーションズ、歩行者・自転車の事故リスクを可視化…AI「APAS Platform」開発
ランキングをもっと見る