【鈴鹿サーキット レーシングスクール】フォーミュラのスカラシップ候補生4名を発表

選出された4名の候補生と中野信治副校長、左から岩佐歩、大草りき、中野信治、小出俊、木村偉織
選出された4名の候補生と中野信治副校長、左から岩佐歩、大草りき、中野信治、小出俊、木村偉織全 8 枚

鈴鹿サーキット レーシングスクール・アドバンスの修了式が17日、鈴鹿サーキットで行われ、岩佐歩、大草りき、小出俊、木村偉織の4名がスカラシップ候補生に選出された。

鈴鹿サーキット レーシングスクール・フォーミュラ(SRS-Formula)は過去に佐藤琢磨ら国内外で活躍する多くのトップドライバーを排出してきた。今年は3月に8名の受講生がアドバンスクラスに入校。17日の修了式ではスクールでの活動内容を踏まえて選考された数名のスカラシップ候補生が発表され、11月に最終的なスカラシップ獲得者が選出される。

この日は受講生8名に加え、卒業生でF3ドライバーの大湯都史樹と大津弘樹を加えた10名で朝からフリー走行、予選をイメージした計測走行、決勝レースを想定した一斉スタートの走行を2回行い、本番のレースさながらの走りを見せた。午後にはVice Principal(副校長)の中野信治を始めとした講師陣と父兄、報道陣が見守る中修了式が行われ、壇上に立った中野は受講生に「何事もやりきるという気持ちと過程が大切です。スクールはこれからのステップ、道のりでしかありません。未来は平等にチャンスがあるので、頑張ってほしい」と言葉を送り、8名の受講生に修了証書が手渡された。

その後、中野からスカラシップ候補生の発表が行われた。選出されたのは、高校生3年生の岩佐歩、すでにスーパー耐のST-3クラスで優勝経験もある大草りき、昨年SRS-Formulaチャレンジクラスを受講して経験を積んだ小出俊、2年目の受講で改めてスカラシップ獲得に挑む木村偉織の4名。修了式前の走行ではF3ドライバーを抑えてトップでチェッカーフラッグを受けた小出は「素直に嬉しいけど、これは始まりでしかない。自分の出来ることをすべて出し切って、スカラシップ獲得を目指します」と意気込みを語った。

また、アメリカでのレーススケジュールの都合上参加できなかったPrincipal(校長)の佐藤琢磨からは「選抜された4名は、9月より3回のスカラシップ選考会に臨むことになります。これまで以上に真摯に取り組み、自分の走りに磨きをかけて、スカラシップ獲得を目指して下さい」とのメッセージが届いた。

スカラシップ選考会は11月27日に最終日を迎え、スカラシップ獲得者が発表される。スカラシップ獲得者はホンダのドライバー育成プログラムの一員として、2020年度のレースに参戦する予定だ。

《藤木充啓》

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