トヨタ、中国配車サービス最大手DiDi社とMaaS領域で協業拡大 合弁会社設立へ

調印式の様子、左からDiDi社 シュ・ケイシ上級副社長、トヨタ 友山茂樹副社長
調印式の様子、左からDiDi社 シュ・ケイシ上級副社長、トヨタ 友山茂樹副社長全 1 枚

トヨタ自動車は7月25日、中国配車サービス最大手のDiDi社と、中国におけるモビリティサービス(MaaS)領域の協業拡大に合意した。

両社の一層の関係強化のため、トヨタとDiDi社はライドシェアドライバー向け車両関連サービスを展開する合弁会社を広汽トヨタ自動車(GTMC)とともに設立。また、トヨタはDiDi社および合弁会社に出資し、出資額は計6億ドル(約660億円)となる。

トヨタとDiDi社は、2018年1月に自動運転EV「e-Palette」における協業を公表したほか、同年5月からはトヨタのモデル販売店にてDiDi社のライドシェアドライバー向けに車両を貸し出すとともに、様々なサービスの提供を含めた車両関連サービスを開始した。トヨタの通信型ドライブレコーダー「TransLog」を貸し出し車両に搭載し、トヨタが構築したコネクティッドカーの情報インフラ「モビリティサービスプラットフォーム(MSPF)」を活用することで、コネクティッドサービスによる車両メンテナンスのサポートおよびライドシェアドライバー向けの安全運転指導を実施している。

今回の新たな合意により、両社は中国にて、これまで開発してきたサービスを本格的な普及フェーズに移行させ、より効率的で質の高い配車ビジネスを実現することで、中国社会に貢献するモビリティサービスを提供していく。

今後は、将来の中国におけるMaaSビジネスの実現に向け、両社は車両管理からメンテナンス、保険、金融といった一連のバリューチェーンにて、MSPFによる各種コネクティッドサービスの拡充を通じ、中国の顧客、ドライバーに選んでもらうサービスを提供するとともに、将来は中国のモビリティサービスに相応しいEVの投入および普及を目指していく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. もしも流行の「2段ヘッドライト」がなかったら…!? 一流デザイナーが斬新なフロントマスクを提案
  3. 東京外環道、千葉県内の4つのインターチェンジがETC専用に…9月2日から
  4. なぜ? 日産 リーフ 新型がクロスオーバーSUVに変身した理由
  5. トヨタ『GRヤリス』にモータースポーツ由来の空力パーツ採用!「エアロパフォーマンス」誕生
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る