BMW 5シリーズ PHV、EVモードの航続は30%以上延長…欧州で改良

BMW 5シリーズセダンのPHV、530eセダン
BMW 5シリーズセダンのPHV、530eセダン全 8 枚

BMWは8月2日、『5シリーズセダン』(BMW 5 Series Sedan)のプラグインハイブリッド車(PHV)の改良モデルを欧州で発表した。

【画像全8枚】

5シリーズセダンのPHVは、従来「530e iパフォーマンス」を名乗っていた。「iパフォーマンス」は、BMWブランドの電動パワートレイン車に冠される名称だ。改良モデルの欧州仕様では、「530eセダン」にモデル名を変更した。

2.0ターボを中心にしたPHVシステム

PHVパワートレインは、エンジンがダウンサイズの直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボだ。最大出力は184hpを発生する。モーターは最大出力113hpで、8速AT「ステップトロニック」と一体設計された。エンジンとモーターを合わせたシステム全体で、最大出力252hp、最大トルク42.8kgmを引き出す。0~100km/h加速6.1秒(4WDは6.2秒)、最高速235km/hの性能を発揮する。

二次電池は、リチウムイオンバッテリーだ。改良モデルでは、バッテリーの蓄電容量を9.2kWhから12kWhにおよそ3割大容量化。これにより、EVモードでは、最大66km(WLTP計測モード)をゼロエミッション走行できる。従来比で30%以上の航続延長だ。この効果もあって、最も環境性能に優れる仕様で、欧州複合モード燃費62.5km/リットル、CO2排出量36g/kmを実現した。バッテリーのサイズに変更はない。バッテリーは後席の下にレイアウトされ、トランク容量は410リットルを確保している。

EVモードの最高速は140km/hに

また、EVモードの最高速は、110km/h。「eDRIVE」モードを「MAX」に切り替えると、最高速は140km/hへ引き上げられる。EVモード走行時には、歩行者や自転車に対する警告音発生装置を採用した。このシステムは30km/h以下の速度域で作動し、他の道路利用者に車両の接近を知らせる。

高電圧バッテリーは、標準装備の充電ケーブルを使用して家庭用ソケットで充電できる。充電時間は、およそ6時間だ。 BMW「i Wallbox」を利用すれば、充電はおよそ3時間半で完了する。充電ソケットは車両のフロント左フェンダーに設けられている。

BMW専用アプリの「BMW Connected」をスマートフォンにダウンロードすれば、スマートフォンを利用して車両を遠隔操作できるサービスが利用できる。例えば、車外からベンチレーションを起動させることが可能。乗車前に車内を快適な状態に保てるので、暑い季節などの優れた快適性に貢献する。タイマーによる事前設定も可能で、室内を暖めることもできる。ドアのロックやロック解除も可能だ。BMW 5シリーズセダンのPHV、530eセダンBMW 5シリーズセダンのPHV、530eセダン

充電ステーション検索は、最寄りの充電ステーションを検索することが可能。航続可能距離表示では、EVモードによる航続可能距離を表示することができる。車両情報表示は、バッテリーの充電状況や各種点検の実施時期、車両位置などの車両情報へのアクセスが行える。

最新の先進運転支援システム

最新の先進運転支援システム(ADAS)を採用する。「ドライビング・アシスト・プラス」は、ルームミラー内にステレオカメラを内蔵。さらに、ミリ波レーダーセンサーを前方に3基、後方に2基装備することにより、日常走行域での急停止や飛び出しなどを瞬時に判断し警告する。夜間や悪天候下でも安定して検知し警告することにより、安全運転を支援する。

「パーキングアシストプラス」は、3Dビュー機能によって、車両周辺の画像を合成し、車の周辺状況をコントロールディスプレイによって、3D画像で確認できる。また、4つのセンサーが駐車可能なスペースを判定し、システムがギアの選択、ステアリング操作、速度調整、ブレーキ操作を自動で行い、縦列および並列駐車を支援する。

《森脇稔》

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