お盆休み明け…高速道「あおり運転」の男逮捕、佐野SAは一部営業再開[新聞ウォッチ]

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気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

お盆休みが終わり、きょうから日常生活に戻る人も多いようだが、気になるのは週明けの市場である。きょうの日経によると、米中による通商摩擦の先行きが見えない中で世界経済減速への警戒が広がり、先週に続いて株安・円高リスクを抱える地合いになりそうだという。

米国では8月14に10年物の国債の利回りが2年債の利回りを下回る「逆イールド」が発生し、景気の減速懸念が広がり、ダウ平均は前日比800ドル安と今年最大の下げ幅を記録。景気後退局面が近いことを示唆するサインが次々点灯し、15日の東京市場では日経平均株価が節目の2万円まであと180円に迫る場面もあった。円相場も1ドル=105円台半ばまで円高が進むなど、世界の金融市場が動揺している。

今後の市場動向はともかく、ドライバーのモラルとして許せないのは「あおり運転」。お盆休み入りの10日には、常磐道上り線の守谷サービスエリア(SA)付近で、あおり運転で男性会社員の運転する車を停車させた上、車を降りて、「殺すぞ」などと怒鳴りながら、男性の顔を複数回殴ったという傷害事件が発生した。その容疑者は全国に指名手配されたが、18日には大阪市内の路上で身柄を確保、逮捕されたことで、きょうの各紙は「あおり運転手配男逮捕」などと取り上げている。

このうち、読売は被害にあった場合の対処方法を紹介。警察庁は「高速道路上には停車せず、サービスエリアやパーキングエリアなど安全な場所に停車。車のドアや窓は開けず、速やかに110番してほしい」と伝えている。

また、高速道のサービスエリアで、お騒がせといえば、東北自動車道上り線佐野サービスエリア。ご当地名物の「佐野ラーメン」などが食べられるフードコートと売店が、従業員らのストライキで営業を休止していたが、売店とフードコートの一部営業を再開したという。ただし、ラーメンを提供したのは別業者で、しかもストを起こした従業員は関わっていないという。これでは “完全再開”と呼べる状態には程遠く、労使間の混乱はしばらく長引きそうだ。

2019年8月19日付

●あおり運転手配男逮捕、大阪市内で、常磐道傷害容疑(読売・35面)

●社説、整備新幹線見切り発車の重いツケ(朝日・6面)

●パトカーがはね、4歳重体、警視庁、緊急走行で赤信号進入(朝日・24面)

●主張、羽田の新ルート、住民の不安払拭に全力を(産経・2面)

●社説、リクナビ問題、若者の未来への背信だ(東京・5面)

●実体経済への波及警戒、市場、株安・円高リスクなお(日経・3面)

●五輪チケットきょう昼まで、追加抽選、結果は来月11日(日経・21面)

●思い出詰めてUターン、駅・空港、家族らであふれる(日経・31面)

《福田俊之》

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