登山電車がカフェに…箱根登山鉄道最後の吊掛け式、蒲鉾店へ譲渡 9月8日オープン

鈴廣蒲鉾本店へ譲渡されたモハ107号。
鈴廣蒲鉾本店へ譲渡されたモハ107号。全 2 枚

株式会社鈴廣蒲鉾本店(鈴廣)は9月8日、7月に引退後、箱根登山鉄道から譲渡されたモハ1形モハ107号を活用したカフェをオープンさせる。

モハ107号は、箱根登山鉄道最後の「吊掛け式」と呼ばれる駆動方式を採用した電車・モハ1形103+107編成のうちの1両で、7月8日に譲渡が発表されていた。

鈴廣は神奈川県小田原市で蒲鉾の製造・販売などを行なっている会社で、モハ107号は箱根登山鉄道風祭駅(神奈川県小田原市)に直結する同社運営の「鈴廣かまぼこの里」内で、『えれんなごっそCAFE107』という名のカフェとして活用されることになった。

譲渡に際しては、7月24日にメンテナンス工事を実施。8月5日には譲渡式が開催され、8月9日に強羅駅(神奈川県箱根町)からトレーラーで移送され、搬入された。

なお、モハ107号と編成を組んでいたモハ103号は、埼玉県宮代町の日本工業大学へ譲渡される運びとなっている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  5. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る