ルノー・ジャポン、改良新型トゥインゴを東京・表参道で一般公開…新色もアピール

ルノー・トゥインゴ改良新型
ルノー・トゥインゴ改良新型全 8 枚

ルノー・ジャポンは一部改良した『トゥインゴ』(Renault Twingo)を8月23日から東京・表参道にある商業施設スパイラルで一般公開を始めた。

ルノー・ジャポンでマーケティング部広報グループのマネージャーを務める佐藤渉氏は「通常、マイナーチェンジのモデルは発表会みたいなものは我々やらない」としながらも、「トゥインゴというクルマはコンセプトがパリで、そういう部分がこのクルマの売りの大きな部分。今回のマイナーチェンジを受けてデザインも変わったので、もう一度きちんと、このクルマがパリでどれだけ愛されているのか、今のパリにどれだけマッチしているかというのを表現したいなと思い、ここスパイラルで、お披露目みたいな感じでイベントをすることになった」と話す。

今回のイベントではスパイラルの1階エントランス部分に8月22日から販売を開始した改良型トゥインゴを写真パネルとともに展示。24日には、パリを代表するパティスリーのピエール・エルメ・パリによるルノーロゴ入りの月餅(ムーンケーキ)が限定販売される。

スパイラルがある表参道は若い女性に人気の高いスポットで、佐藤氏も「それは意識している」とした上で、「トゥインゴはパリの街中のような路地ばかりなところや、東京都内で乗っても、ハンドルが切れて小回りが効き、ものすごく乗りやすいクルマ。コンパクトで乗りやすくて、しかもかわいらしいクルマなので、きっと女性には受け入れられると思う。むしろそういう方にも多く乗って頂きたい」と話す。

というのも「トゥインゴのユーザーの男女比率をみると、男性の方が多い」からだ。「やはりクルマなのでどうしても男性の方が多くなるが、男性だけに乗せるのはもったいないというか、せっかく乗りやすいクルマなので、値段も手ごろなので、こういうクルマを小粋に乗ってもらいたい」と佐藤氏は話す。

トゥインゴは今回の改良でルノーブランドを象徴するCシェイプLEDランプやCシェイプウィンカーを採用した外観に変わったほか、7インチタッチスクリーンを搭載しスマートフォンとの接続で各種機能をリンクできるようになっている。

佐藤氏は「フロントマスクとバンパーが変わって他のルノーのクルマとのデザイン的な統一性が高まったが、一番はジョンマンゴーという色」だと、今回の改良ポイントを指摘する。

「ルノーは今までもだいぶ様々な色を出してきているが、その中でも珍しい系統の色。こういう色をクルマに使うのは、売る側にしてみると結構勇気がいるが、それでも、今のパリみたいなものをものすごく意識している」と佐藤氏は語る。

その背景として「パリの人はものすごく色に敏感というか、色に飢えている。なぜかというと、パリの街はものすごく規制が厳しく、新しく建物を建てる際には高さ制限もあるが、壁の色も周りの古い建物と基本的には同じトーンでないと建てられない。パリの人から言わせるとモノトーンで、あまり色的には面白みのない街。建物自体には手を付けられないが、クルマは色に対する欲求を解消できる、そういう欲求を満たせるもののひとつ。そういう意味でこのジョンマンゴーという新しい色は、ある意味挑戦的な色だが、こういう色を使うということが、今のパリの人たちの気持ちを割りと反映しているものとして見て頂きたい」と話していた。

《小松哲也》

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