フォルクスワーゲン、ピエヒ氏の死去を追悼…グループ拡大の立役者

フェルディナント・ピエヒ (1937-2019)
フェルディナント・ピエヒ (1937-2019)全 3 枚

フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は8月27日、フェルディナント・ピエヒ氏が82歳で死去したことに伴い、喪に服すると発表した。

フェルディナント・ピエヒ氏は、母親がフォルクスワーゲングループ傘下のポルシェ創業者の娘という、いわば創業家出身だ。20年以上の期間、フォルクスワーゲングループの経営に、大きな影響を及ぼしてきた。しかし2015年4月、フォルクスワーゲングループ監査役の会長を辞任し、経営の一線から退いた。

フェルディナント・ピエヒ氏は1972年、アウディに入社した。1988年には、アウディのCEOに就任する。1993年には、フォルクスワーゲンのCEOに。2002年には、フォルクスワーゲングループの監査役会の会長に選出された。

フォルクスワーゲングループは、フェルディナント・ピエヒ氏の死に哀悼の意を示すために、ドイツ・ヴォルフスブルクやドレスデンなど、フォルクスワーゲングループのさまざまな施設に、半旗を掲げている。

同社のヘルベルト・ディースCEOは、「フェルディナンド・ピエヒは大胆で、起業家として一貫しており、技術的にも素晴らしかった。若いエンジニアとして、『917』やルマンの勝利などを通じて、ポルシェをブランド化した。また、クワトロやTDIエンジンなどの革新により、アウディを次の技術レベルに引き上げ、アウディをプレミアムブランドに成長させた。さらに、ランボルギーニとブガッティをグループに迎え、スカニアとMANをグループに統合した。彼の仕事に、感謝と敬意を表したい」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  3. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る