アウディ A1 新型をカスタマイズ、240馬力に強化…アプト・スポーツライン

専用サス+18インチホイール

2.0ターボのパワーを40hpアップ

伝説のスポーツ クワトロの再来が目標

アプト・スポーツラインの新型アウディA1スポーツバックのカスタマイズプログラム
アプト・スポーツラインの新型アウディA1スポーツバックのカスタマイズプログラム全 9 枚

アプト・スポーツライン(ABT Sportsline)は8月29日、新型アウディ『A1スポーツバック』(Audi A1 Sportback)のカスタマイズプログラムを発表した。

アプト・スポーツラインは、ドイツに本拠を置き、アウディとフォルクスワーゲンのトップチューナーとして知られる存在だ。アウディと協力し、世界最高峰のEVレース、「フォーミュラE」にも参戦している。

専用サス+18インチホイール

このアプト・スポーツラインが、新型アウディA1スポーツバックのカスタマイズプログラムを発表した。アプト・スポーツラインらしいカスタマイズが特長だ。ABTサスペンションスプリングと、18インチの「ABT SPORT GR」アルミホイールを用意した。このホイールには、215/40R18サイズのタイヤを組み合わせている。

ABTサスペンションスプリングを装着した場合、車高は25~30mmダウンし、新型A1スポーツバックのスポーティなルックスが強化される。また、アウディのスポーツサスペンション、または純正の電子ダンパー制御システムと組み合わせることも可能だ。

新型A1スポーツバック向けに新開発されたABT SPORT GRアルミホイールは、2つのカラーバリエーションをラインナップする。マットブラックのフルダイヤモンド加工された仕様は、鮮やかでエレガントなフォルムを追求する。光沢ブラックの仕様は、ダイヤモンド加工されたシングルフランジを備え、攻撃的なフォルムを実現している。

両方のタイプのホイールには、10本スポークのデザインを採用する。両アルミホイールは、パフォーマンスのアップグレードやサスペンションの変更を行わない場合でも、新型A1スポーツバックに適合する。アプト・スポーツラインの新型アウディA1スポーツバックのカスタマイズプログラムアプト・スポーツラインの新型アウディA1スポーツバックのカスタマイズプログラム

2.0ターボのパワーを40hpアップ

新型A1スポーツバックの欧州仕様車には、トップグレードとして、「40TFSI」をラインナップしている。直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TFSI」エンジンは、最大出力200hp/4400~6000rpm、最大トルク32.6kgm /1500~4400rpmを引き出す。トランスミッションは6速デュアルクラッチの「Sトロニック」、駆動方式はFFだ。0~100km/h加速6.5秒、最高速235km/hのパフォーマンスを可能にしている。

アプト・スポーツラインでは、この40TFSIグレードをチューニングした。エンジンコンピュータの「ABTエンジンコントロール」をインストール。これにより、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力240hp、最大トルク36.7kgmを獲得する。ベースエンジンに対して、パワーは20%増の40hp、トルクは13%増の4.1kgm引き上げられた。

パワー&トルクの大幅な増加にもかかわらず、 ABT パワーのパフォーマンスアップグレードは、最大の耐久性を実現するように設計されているという。これには、包括的な保証、広範なテスト、および多くのエンジン保護対策が含まれている。

伝説のスポーツ クワトロの再来が目標

アプト・スポーツラインは、新型A1スポーツバックのカスタマイズプログラムで、1984~1985年に生産された『スポーツ クワトロ』の再来を目指した。スポーツ クワトロは、当時のWRC(世界ラリー選手権)のグループBに参戦するためのホモロゲーションモデルとして、214台が生産された。

スポーツ クワトロは、排気量2133ccの直列5気筒ガソリンターボエンジンを搭載し、最大出力306hp/6500rpm、最大トルク33.7kgm/4500rpmを獲得していた。アプト・スポーツラインは、新型A1スポーツバックのカスタマイズプログラムは最大トルクが36.7kgmで、スポーツ クワトロの最大トルク33.7kgmを上回った、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
  2. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
  3. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. スバル唯一の海外工場、米SIAが生産600万台達成…今秋生産終了の『レガシィ』ラインオフ
  5. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る