JR西日本は9月6日、平成30年7月豪雨の影響で不通となっていた芸備線三次~狩留家(かるが)間の運行再開日を10月23日に決定したと発表した。
同区間は、白木山~狩留家間に架かる第1三篠(みささ)川橋梁が流出し、当初は「再開までに1年以上を要する」とされていた。
しかし、2018年11月には復旧工事に着手できる見通しとなり「2019年秋頃の運転再開」に修正。2019年に入ると、4月4日に三次~中三田(なかみた)間で通学利用を考慮した暫定的な運行が始まり、朝・夕・夜間のみ運行されるようになった。
その後、暫定運行区間で夏休み期間中に全面運休を行ない、線路改良工事が実施された結果、徐行区間がほぼ解消し、8月22日に運行時刻が修正されていた。
流出した当時の第1三篠川橋梁。この橋梁を含む区間が1年3か月余りで復旧する。この再開により、平成30年7月豪雨で発生したJR西日本の不通区間はすべてなくなり、三次駅(広島県三次市)と下深川駅(広島市安佐北区)の間で運行されている代行バスは10月22日限りで終了。具体的な運行時刻は、決定次第発表するとしている。