【F1 イタリアGP】ルクレール堂々の2連勝…9年ぶりにフェラーリが母国GPで優勝

F1イタリアGP
F1イタリアGP全 10 枚

F1第14戦イタリアGPの決勝が8日、モンツァサーキットで行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がルイス・ハミルトン(メルセデス)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)とのバトルを制して2連勝を飾った。

53周の決勝レースのスタートは、後方ではアクシデントがあったものの上位はクリーンなスタートを決め、予選順位通りシャルル・ルクレール(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)の順でシケイン状の1-2コーナーを駆け抜けた。

ルクレールは徐々に差を広げるかと思われたが、差が広がり始めるとハミルトンがスパートし、2秒以上に開くことなく20周目に1回目のピットストップを迎えた。ここでハミルトンはソフトからミディアムタイヤに交換。翌周にピットインしたルクレールはハードタイヤをチョイス。交換直後は有利なミディアムタイヤを履くハミルトンは一気に差を詰めたが、ストレートの速さに勝るルクレールを抜くことはできず、20周以上に渡り1秒以内の差でのバトルが続いた。しかし42周目、ハミルトンが1コーナーでコースアウトを喫しこのバトルは終了。

代わって2位に上がったボッタスがルクレールを追う展開となった。タイヤ交換を他より6周遅らせたボッタスはファステストラップを記録しながら一気にルクレールに肉迫。しかしルクレールは最後までボッタスを抑えきり、キャリア初優勝を飾ったベルギーGPに続き2連勝。そしてフェラーリにとっては、2010年のイタリアGPでフェルナンド・アロンソが優勝して以来、9年ぶりの母国優勝となった。

F1イタリアGPF1イタリアGP

2位はボッタス。ハミルトンは最後にタイヤ交換を行いファステストラップの1ポイントをもぎ取って3位でチェッカー。4-5位には今回絶好調だったルノーの2人、ダニエル・リカルドとニコ・ヒュルケンベルグが入った。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は6周目にスピンを喫し、コースに戻る際に他車と接触。この行為でペナルティを受け最後尾まで後退し、最終的に13位でチェッカーを受けた。

ホンダ勢はアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が6位。パワーユニット交換のペナルティで19番手スタートとなったマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は1周目にノーズを壊して緊急ピットインを強いられながらも、怒涛の追い上げを見せて8位。同じくパワーユニット交換のペナルティで17番手スタートだったピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)は入賞まであと一歩の11位。ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)はトラブルで完走できなかった。

F1イタリアGPF1イタリアGP

F1イタリアGP 決勝結果
1. シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2. バルテリ・ボッタス(メルセデス)
3. ルイス・ハミルトン(メルセデス)
4. ダニエル・リカルド(ルノー)
5. ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
6. アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
7. セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
8. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
9. アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
10. ランド・ノリス(マクラーレン)
11. ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)
12. ランス・ストロール(レーシングポイント)
13. セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
14. ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
15. キミ・ライコネン(アルファロメオ)
16. ロマン・グロージャン(ハース)
17. ロバート・クビサ(ウィリアムズ)
以上完走
--. ケビン・マグヌッセン(ハース)
--. ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
--. カルロス・サインツ(マクラーレン)

《藤木充啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  2. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  3. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  4. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  5. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  6. ホンダ『ヴェゼル』マイナーチェンジで3グレードに集約、納期改善へ…「HuNT」「PLaY」新設定で個性強調
  7. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  8. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  9. MINIに新種『エースマン』登場、航続406kmのEV…北京モーターショー2024
  10. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
ランキングをもっと見る