ホンダ アコード ハイブリッド に2020年型、米国発売

米EPA燃費は約20.4km/リットル

最新のホンダ・センシングを標準装備

アマゾン通販の車内配達が可能に

ホンダ・アコード・ハイブリッド の2020年モデル
ホンダ・アコード・ハイブリッド の2020年モデル全 17 枚

ホンダの米国法人、アメリカンホンダは9月27日、『アコード ハイブリッド』(Honda Accord)の2020年モデルを米国市場で発売した。現地ベース価格は、2万5470ドル(約275万円)と公表されている。

米EPA燃費は約20.4km/リットル

アコード ハイブリッドの2020年モデルには、ホンダの新世代の2モーターハイブリッドテクノロジーを搭載する。ハイブリッドパワートレインには、ホンダの量産エンジンとして、最高の40%以上の熱効率を持つ2.0リットル直列4気筒ガソリンアトキンソンサイクルエンジンを採用した。ホンダが新開発した電動モーターは、重希土類(レアアース)をまったく使用しない熱間加工ネオジム磁石を使用しているのが特長だ。

さらに、ハイブリッドバッテリーパックとその制御システムを含む新しいインテリジェントパワーユニット(IPU)は、従来よりもコンパクト化し、トランクではなくリアフロア下にレイアウトした。これにより、先代比でトランク容量を拡大し、後席も60対40分割可倒式として、実用性を引き上げた。

ハイブリッドシステムのモーターは、最大トルクが32kgmで、エンジンと合わせたシステム全体で、クラス最高の212hpのパワーを引き出す。2モーターシステムは、オートマチックトランスミッションを必要とせずに作動する。2020年モデルの米国EPA(環境保護局)認定燃費は、市街地、高速、複合モードともに、48マイル/ガロン(約20.4km/リットル)と公表されている。ホンダ・アコード・ハイブリッド の2020年モデルホンダ・アコード・ハイブリッド の2020年モデル

最新のホンダ・センシングを標準装備

2020年モデルのアコード ハイブリッドでは、最新の「ホンダ・センシング」を全車に標準装備した。ホンダ・センシングには、歩行者検出機能付きの衝突軽減ブレーキシステム(CMBS)、レーンキープアシスト、低速追従付きのアダプティブクルーズコントロール、交通標識認識機能、自動ハイビームヘッドライト、マルチアングルバックミラーカメラ、ドライバーアテンションモニターなどが含まれている。

さらに、オプションの先進運転支援システム(ADAS)として、ブラインドスポットインフォメーションや雨滴感知フロントワイパーが用意される。2020年モデルには新機能として、EVモード時の音響車両警報システム(AVAS)を搭載した。歩行者、自転車、その他の道路利用者に、車両の接近を知らせることができる。ホンダ・アコード・ハイブリッド の2020年モデルホンダ・アコード・ハイブリッド の2020年モデル

アマゾン通販の車内配達が可能に

2020年モデルのアコード ハイブリッドでは、全車にBluetoothによる音楽ストリーミングと「Hands FreeLink」、「Pandora」が標準装備されている 。 「EX」以上のグレードは、Apple「CarPlay」とグーグル「Android Auto」に対応した8インチディスプレイオーディオタッチスクリーンを採用する。直感的でスマートフォンのように操作でき、カスタマイズ可能なアプリタイルやホーム画面のショートカットなど、機能も豊富だ。HD Radioや「SiriusXM」衛星ラジオも利用できる。

最上級グレードでは、スマートフォン経由で車両のドアのロックやアンロックが可能だ。緊急時のロードサイドアシスト、盗難車追跡、万一の衝突事故の際の自動通報システムなどの機能を備えた最新ホンダリンクが利用できる。また、4G LTEのWi-Fiシステムが採用された。「Amazon Key」によって、アマゾンの通販で購入した商品を、車内に配達してもらうことも可能だ。

《森脇稔》

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