トヨタ、電動化を加速へ…提携関係の強化に向けた協議を中国パートナーと開始

トヨタ・カローラ・セダン・ハイブリッド新型(中国仕様)
トヨタ・カローラ・セダン・ハイブリッド新型(中国仕様)全 2 枚

トヨタ自動車(Toyota)の中国部門は10月9日、常熟新中源創業投資有限公司(新中源創投)との間で、提携関係の強化に向けた協議を開始した、と発表した。

今回の提携関係の強化に向けた協議は、中国における電動化の加速が目的だ。トヨタは2015年から、ハイブリッド車用トランスアクスルを、トヨタ自動車(常熟)部品有限会社(TMCAP)で現地生産している。2015年には、この中国産ハイブリッドユニットを『カローラ』と『レビン』に搭載し、中国市場で発売した。

トヨタは電動車用の主要コンポーネントの中国現地生産体制の構築を、現地パートナーやトヨタグループ一体となり、進めてきた。今後は、新中源トヨタエナジーシステム有限会社と科力美オートモーティブバッテリー有限会社において、ニッケル水素電池モジュールの生産能力を、2020年には22万基まで増強する計画だ。

トヨタ自動車は今回、新中源創投との間で、提携関係の強化に向けた協議を開始した。世界最大の新車市場の中国において、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車(PHV)、EVなど、電動車のさらなる需要増に対応していく。

トヨタの中国部門は、両社の深いパートナーシップを通じて、中国の顧客の多様なニーズを満たすために努力しながら、中国の環境改善に貢献していく、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  3. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  5. 「リアウィンドウがない」のが斬新と評価! ポールスター『4』がデザイン賞の最高賞に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る