ボルボカーズ(Volvo Cars)は10月16日、2025年までに車両1台あたりのライフサイクルにおけるCO2排出量を40%削減することを目指す計画を発表した。
これは、2015年にパリ協定で採択された「地球温暖化による気温の上昇を産業革命前の水準から1.5度までに留める」という目標に基づく具体的な行動計画だ。2040年までに、クライメートニュートラルな企業になるというボルボカーズの目標に対する具体的な第一歩になる。
ボルボカーズは2040年までの目標として、全車に電動モデルを設定することにより、車両からの排出ガス削減を目指している。さらに、生産ネットワーク、広範囲の企業活動、サプライチェーンからのCO2排出量削減にも取り組む。その一環として、資源のリサイクルと再利用を促進していく。
2040年の目標達成に向けて、ボルボカーズは2025年までに車両1台あたりのライフサイクルのCO2排出量を40%削減する。また、2025年までには全世界の生産ネットワークを完全にクライメートニュートラルな状態にすることも見据えている。
さらに、ボルボカーズは2025年までに、電動車の世界販売台数の50%を占めるという目標を掲げている。これにより、2025年までに車両から排出されるCO2量は、50%まで削減できる、としている。