マセラティ グラントゥーリズモ 現行型に最終ワンオフ、12年の歴史に幕…次期型はEVに

次期モデルはブランド初のEVに

現行モデルはフェラーリ製V8搭載

最終ワンオフは魔法のように変化するボディカラー

マセラティ・グラントゥーリズモ・ゼダ
マセラティ・グラントゥーリズモ・ゼダ全 8 枚

マセラティは11月11日、現行『グラントゥーリズモ』の最終ワンオフモデル、『グラントゥーリズモ ゼダ』(Maserati GranTurismo Zeda)をイタリア本国で発表した。

画像:マセラティ・グラントゥーリズモ・ゼダ

次期モデルはブランド初のEVに

グラントゥーリズモ ゼダは、イタリア・モデナ工場でのグラントゥーリズモ、『グランカブリオ』の生産が終了することを祝福するモデルだ。ゼダとはモデナ地方で使われる言葉で、「Z」を意味している。

モデナ工場では、新型ハイパフォーマンススポーツカーの生産に向けた改修が開始された。次期グラントゥーリズモとグランカブリオは、トリノで生産される予定だ。マセラティ史上初のフルEVとなり、マセラティの電動化という新時代の到来を告げるモデルになるという。

現行モデルはフェラーリ製V8搭載

現行『グラントゥーリズモ』は2007年春、スイスで開催されたジュネーブモーターショー2017で発表された。4人乗りの2ドアスポーツクーペは、ピニンファリーナが手がけたクラシックなデザインが特長だ。自然吸気のV型8気筒エンジンを搭載し、1947年のマセラティ『A6 1500』の現代的な解釈として、現行グラントゥーリズモは誕生した。

2009年秋、ドイツで開催されたフランクフルトモーターショー2009では、オープンバージョンの『グランカブリオ』を追加した。その後、グラントゥーリズモとグランカブリオは、数回アップデートを行い、現行の2018年モデルが登場した。

2018年モデルでは、ピニンファリーナによるオリジナルデザインに敬意を払う一方で、エアロダイナミクス、人間工学、インフォテインメントシステムに改良が施された。

2018年モデルでは、グラントゥーリズモ、グランカブリオに「スポーツ」と「MC」をラインナップする。16種類のボディカラー、6デザイン合計14種類のアルミホイール、9色のブレーキキャリパー、「カーボンパッケージ」が用意されている。これにより40万以上の組み合わせを可能にした。

フェラーリ製の4.7リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンは、最大出力460ps/7000rpm、最大トルク53kgm/4750rpmを発生する。

2007年の発表以来、2万8805台のグラントゥーリズモ、1万1715台のグランカブリオ、合計4万台が全世界で販売されてきた。マセラティ・グラントゥーリズモ・ゼダマセラティ・グラントゥーリズモ・ゼダ

最終ワンオフは魔法のように変化するボディカラー

グラントゥーリズモ ゼダは、次期グラントゥーリズモを示唆した1台でもある。この車両は世界各地を巡回する予定だ。スポーティで未来的なエクステリアデザインは、マセラティのデザインセンターによって仕上げられた。

車体のリアエンドからフェンダーにかけては、マットのサテン仕上げから艶やかなメタリックへと、その表面の質感を変化させている。そしてドアからフロントフェンダーにかけて、色合いは再度変化し、マセラティ ブルーへと変わる。このブルーもまた、徐々に変化を見せている。

マセラティ グラントゥーリズモとグランカブリオの生産終了は、モデナ工場の新しい道の始まりとなる。最先端の技術を注ぎ込んだ高性能スーパースポーツカーとなる新型車の生産をスタートさせるため、生産ラインを全面的に改修する。同時に、より環境負荷を減らし、新技術を採用した新たな塗装工場を増築する。ここでは自身のオーダーした車両の塗装プロセスを、見学することも可能になる、としている。

《森脇稔》

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