BMW、バッテリー研究開発センターを公開…将来の電動車に搭載へ

BMWグループのバッテリー・セル・コンピテンス・センター
BMWグループのバッテリー・セル・コンピテンス・センター全 5 枚

BMWグループ(BMW Group)は11月14日、ドイツに完成した電動車向けの「バッテリー・セル・コンピテンス・センター」を公開した。

【画像全5枚】

BMWグループは、このセンターに、バッテリー・セルに関するあらゆる技術的専門知識を集中させ、電動モビリティ戦略を推進する。コンピテンス・センターでは、バッテリー・セル技術を進化させ、生産プロセスに導入することを目指す。投資額は総額2億ユーロで、200名の雇用を創出する。

バッテリー・セルはバッテリーの心臓部だ。セルによってバッテリーの性能、エネルギー容量、充電能力、耐用年数が決まり、それによって電動車の性能に大きく貢献する。

建物内では、バッテリー・セル・コンピテンス・センターを構成する研究・試作施設、専門部署が、セルのデザインやセルに使用する技術を分析する。さらに、セルの化学組成、異なる材料の使用、危機的状態や極寒時のセルの反応、充電および急速充電時の反応、セルのサイズや形態の評価に焦点を当てて、将来のバッテリー・セルのプロトタイプを製作する。

BMWグループはすでに、長期間におよぶバッテリー・セルの研究を完了している。とくに、BMW「i」モデル開発を通じて、高い評価能力を獲得してきた。同社は新製品をより迅速に市場に投入するため、新しいバッテリー・セル・コンピテンス・センターにさまざまな専門部署や地域のノウハウを集め、この分野に集中的に取り組んでいる。研究の成果は、最新のバッテリー生産に直接組み込まれる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「間違いなく正解」新型トヨタ『RAV4』がSNSで話題沸騰! 注目グレードはやはり「GRスポーツ」
  2. メルセデスベンツ『GLC』新型、最終デザインを入手! ハイエンドモデルにはV8か
  3. 3代目ホンダ『シビック・タイプR』、1/18スケールダイキャストミニカー発売…ディスプレイエンジン付属
  4. ゴードンマレーの新型スーパーカー『S1 LM』、新車オークション史上最高額で落札…約32億円
  5. 「めっちゃかっけぇ」日産『ティアナ』新型に反響続々! 最新コックピットに15スピーカー付きで約310万円の価格にも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る