MINI クロスオーバー の頂点、「JCW」に改良新型…ロサンゼルスモーターショー2019に出展へ

新開発の2.0リットルターボは306hp

内外装をアップデート

最新のコネクティビティ

MINI ジョンクーパーワークス(JCW)カントリーマン 改良新型
MINI ジョンクーパーワークス(JCW)カントリーマン 改良新型全 5 枚
MINIは、11月20日(日本時間11月21日未明)に米国で開幕するロサンゼルスモーターショー2019に、改良新型MINI『ジョンクーパーワークス(JCW)・カントリーマン』(日本名:MINI『ジョンクーパーワークス・クロスオーバー』に相当)を出展すると発表した。

現行のジョンクーパーワークス・カントリーマンは2017年春、中国で開催された上海モーターショー2017においてワールドプレミアされた。同車は、MINI『カントリーマン』(日本名:MINI『クロスオーバー』に相当)シリーズの高性能グレードだ。直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボを専用チューニングし、最大出力231hp、最大トルク35.7kgmを引き出す。トランスミッションは6速MT、または8速AT「ステップトロニック」。駆動方式は4WDの「ALL4」。0~100km/h加速6.5秒、最高速234km/hの性能を発揮する。

◆新開発の2.0リットルターボは306hp

改良新型では、パワートレインの大幅な強化が図られた。改良新型には、新開発の直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。BMWの「ツインパワーターボ」テクノロジーを導入し、最大出力は306hp/5000~6250rpm、最大トルクは45.9kgm/1750~4500rpmを引き出す。従来モデルの231hp、35.7kgmに対して、75hp、10.2kgm強化された。

トランスミッションは8速AT「ステップトロニック」で、前輪にメカニカルディファレンシャルロックを組み込んだ8速ATとなる。駆動方式は4WDの「ALL4」だ。DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)と連携しており、前輪と後輪の間で理想的な駆動トルクを配分する。改良新型は0~100km/h加速5.1秒と、従来の6.5秒から1.4秒の短縮を果たす。最高速は250km/h(リミッター作動)となる。MINI ジョンクーパーワークス(JCW)カントリーマン 改良新型

◆内外装をアップデート

足回りは、標準のスポーツシャシーと10mm車高が低くなるアダプティブシャシーが選択できる。アルミホイールは18インチが標準で、19インチはオプションだ。スポーツブレーキシステムも再設計された。後輪に4ピストンキャリパーを採用した。フロントのブレーキキャリパーは赤く塗装され、「John Cooper Works」のロゴが添えられる。

外観は、フロントグリルとリアゲートに、John Cooper Worksのエンブレムを装着する。フロントグリルはハニカムパターンで、周囲に赤い加工が施される。ツインエキゾーストシステムを新設計し、大容量のリアサイレンサーを採用する。バンパー左右に組み込まれたテールパイプの直径は、85mmとした。

インテリアは、スポーツシート、John Cooper Worksのマルチファンクションボタン付きスポーツステアリングホイール、John Cooper Worksのセレクターレバー、ヘッドライナーなどが装備される。

◆最新のコネクティビティ

タッチスクリーン機能付き6.5インチディスプレイを新採用する。グラフィックデザインが見直された。8.8インチのタッチスクリーンとなる「Connected Navigation Plus」も、オプションで用意される。

リアルタイムの交通情報サービスも利用可能だ。現在の交通状況やパーソナルコンシェルジュサービス、MINIオンラインインターネットポータルが利用できる。またAppleの「CarPlay」に対応した。ナビゲーションマップの更新は、モバイルネットワーク接続を通じて、自動的にダウンロードされる。

《森脇稔》

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