三菱自動車の米国部門は11月21日、『アウトランダーPHEV』(Mitsubishi Outlander PHEV)が「2020ファミリーグリーンカーオブザイヤー」に選出された、と発表した。
アウトランダーPHEVの2020年モデルには、最新の先進運転支援システム(ADAS)を導入する。「SEL」グレードに、フォワード・コリジョン・ミティゲーション(FCM、衝突被害軽減ブレーキシステム)、レーン・ディパチャー・ウォーニング(LDW)、オートマチック・ハイビーム(AHB)を標準装備している。
また、2020年モデルでは、コネクティビティも充実させた。最新の8インチSDA(スマートフォンリンク・ディスプレイ・オーディオ)システムを、SELと「GT」グレードに搭載する。後席にもUSB充電ポートを追加し、合計3個としている。
アウトランダーPHEVは2019年モデルで、駆動用バッテリーとエンジンを新設計する大幅改良を実施した。モーターやジェネレーターの出力を向上させるなど、プラグインハイブリッドEVシステムの主要構成部品のうち、ほぼ一新といえる約9割のコンポーネントを改良している。
このアウトランダーPHEVが、2020ファミリーグリーンカーオブザイヤーに選出された。この賞は、米国の『グリーンカージャーナル』誌が今年から開始したものだ。米国市場で販売されているファミリー向け車両の中から、最も環境性能に優れる1台を選出した。
2020ファミリーグリーンカーオブザイヤーを主催した『グリーンカージャーナル』誌のロン・コーガン編集長は、「アウトランダーPHEVはファミリーが望むテクノロジー、先進運転支援システム、機能をリーズナブルな価格で提供する並外れたクロスオーバー車」と評価している。