MaaSアワード2020、エントリー募集開始…幅広いモビリティテックの新しい潮流を期待

MaaSアワード2020
MaaSアワード2020全 1 枚

自動車とITの両業界のみならず、幅広い業界から注目を集めているMaaS(Mobility as a Service)。このMaaSに関するアワード=「MaaS & Innovative Business Model Award」(略称:MaaSアワード)が、11月28日よりエントリーの募集を開始した。

2020年以降の本格的な5G時代も背景に、幅広い業界から注目を集めているのがMaaSをはじめとするモビリティテック市場だ。この産業領域はプロダクト/サービスやビジネスの成長分野として注目されるだけでなく、モータリゼーション以降の交通課題の解消や、様々な社会問題の解決につながる手段になると期待されている。このような中で、革新的なプロダクト/サービスやビジネス、社会的に意義がある取り組み、交通や生活を一変させる新たな挑戦などを対象にしたアワードが創設された。

モビリティサービスや街作り、地方創生など、今後の交通社会に貢献するものはもちろん、“移動”を軸に新たなライフスタイルや楽しさを提案するものまで幅広く選考の対象とされる。「ひとつのアプリで複数の公共交通機関を効率良く利用する」=狭義のMaaSではなく、「モビリティのサービス化」を捉えた=広義のMaaSを評価対象にしていることがポイントだ。

応募対象は、原則として、「交通」もしくは「人の移動」や「モノの移動」に関わっていること。交通に関する周辺的なプロダクトやサービス、社会的な取り組みなどもむ。自動車交通だけでなく、鉄道、航空、船舶、自転車、個人向け小型モビリティ、ドローンなどモビリティに関わる分野はすべて選考対象になる。提供形態も個人向け(BtoC)、法人向け(BtoBもしくはBtoBtoC)を問わない。

2017年4月1日以降2020年1月31日までに発表もしくは上市あるいは実証実験を実施されたプロダクトやサービス、取り組みが応募対象だ。交通に関わる企業や団体・自治体/行政機関などの連携協定や取り組みも含む。応募は「法人」「自治体・団体」「個人」のいずれでもかまわない。

選考委員長
夏野剛(慶應義塾大学政策・メディア研究科特別招聘教授)
◆選考委員
今井武(自動車技術会フェロー/筑波大学非常勤講師)
岩貞るみこ(モータージャーナリスト)
神尾寿(株式会社imago / モビリティデザインラボ代表)
清水和夫(国際自動車ジャーナリスト)
林信行(ITジャーナリスト)
日高洋祐(株式会社MaaSTech Japan 代表取締役)
三浦和也(株式会社イード、レスポンス編集人)
(五十音順)

受賞部門
●大賞
●サステナビリティ・地域貢献部門
●アプリ部門
●ビジネスモデル部門
●次世代モビリティ部門

エントリーは、公式ウェブサイトよりエントリーシートをダウンロード、必要事項を記入し、事務局に返送する。

授賞式はIAAE=「第18回国際オートアフターマーケットEXPO2020」の会期中、2020年3月12日に開催予定だ。

《高木啓》

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