東海汽船 3代目「さるびあ丸」が進水---2020年就航予定

3代目「さるびあ丸」進水式
3代目「さるびあ丸」進水式全 2 枚

三菱重工グループの三菱造船は27日、東海汽船向けに建造中である貨客船の命名・進水式を行なった。本船は、東海汽船が運航する2代目「さるびあ丸」の代替船として同じ船名を引き継ぐ。

三菱重工業下関造船所江浦工場(山口県下関市)で行なわれた式典では、東海汽船の山崎潤一社長(※)による命名に続いて、4代目東海汽船マスコットガールの小池夏海さんによる支綱切断が行なわれ、3代目さるびあ丸が進水した。

今後は艤装工事を経て2020年6月に三菱造船から東海汽船へ引き渡され、東京および東京諸島の大島~利島~新島~式根島~神津島を結ぶ航路、ならびに夏季の東京湾納涼クルーズに就航する予定だ。

3代目さるびあ丸は、長さ約118m、幅約17m、総トン数約6200トン、旅客定員1343人で、貨物コンテナ38個の積載能力があり、約20ノット(=37km/h)で航海する。推進システムには、可変ピッチプロペラと、およびプロペラが水平方向に360°回転するアジマス推進器を装備する。環境負荷の低減や旅客のバリアフリーに対応している。船体は、島の海に映える藍色“TOKYOアイランドブルー”を纏ったスタイリッシュな塗装だ。

※「崎」の字は旁の上が「立」。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  2. スバル初の小型クロスオーバーEV『アンチャーテッド』正式発表、2026年発売へ
  3. 大成建設、高速走行中の給電に成功、EV向け「無線給電道路」の実証実験で[新聞ウォッチ]
  4. 車内すっきり! ワンタッチでCarPlayがワイヤレスに、「OTTOCAST MINI」発売
  5. エブリイ&ハイゼットオーナー必見! 最新便利アイテムをレビュー[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る