ホンダ シティ 新型のエンジンは3気筒ターボ、「RS」も…タイランドモーターエクスポ2019

ホンダ・シティ新型(タイ仕様、タイランドモーターエクスポ2019)
ホンダ・シティ新型(タイ仕様、タイランドモーターエクスポ2019)全 11 枚

東南アジア最大の自動車生産国であるタイの首都バンコクで開催されている、タイランドモーターエクスポ2019。毎年開催されるこのイベントはタイを代表するモーターショーのひとつで、自動車メーカーはこのイベントの開催に合わせてこぞって新型車を投入する。

【画像全11枚】

今年の目玉はなんといっても、フルモデルチェンジして新型になった人気車種のホンダ『シティ』だ。新型で5代目となるシティはコンパクトな4ドアセダンで、簡潔に言ってしまえばフィットのセダン版である。

東京モーターショー2019でお披露目され、年明けの2月から販売がスタートする新型『フィット』のパワートレインは、1.5リットルエンジン+モーターのハイブリッドをラインナップの中心とし、1.3リットルのガソリンエンジンも用意される見込み。いっぽうシティのパワートレインはなんとターボ。122psの最高出力と173Nmを発生する、VTECを組み合わせた1.0リットルの3気筒ターボのみを搭載する。

そんな新型シティのバリエーションにおけるトピックのひとつが「RS」の新設定だ。スポーティ仕様として用意されるRSは、ハニカムグリルを組み合わせたグロスブラック仕上げのフロントデザイン、専用デザインのフロント&リヤバンパー、リヤスポイラー、専用のフロント&テールライト、16インチタイヤ&あるホイールなどでエクステリアを差別化。装備としては他のグレードにはないパドルシフトやクルーズコントロールも追加されている。

シティRSの現地価格(付加価値税なども含む)は73万9000バーツ(約268万円)。日本では、新型フィットにRSを用意しないことが話題になったが、タイのシティは逆にRSを新たに用意した逆転現象が興味深い。タイでは、タクシーまでフルエアロの車両が珍しくないほどスポーティなドレスアップが好まれるのだ。

《工藤貴宏》

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