深夜2時台まで運行…Osaka Metro御堂筋線で終電延長の実証実験 2020年1月24日・2月21日

終電延長の実証実験が行なわれるOsaka Metro御堂筋線。写真は大阪市交通局時代のもの。
終電延長の実証実験が行なわれるOsaka Metro御堂筋線。写真は大阪市交通局時代のもの。全 1 枚

国土交通省近畿運輸局は12月26日、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)御堂筋線(江坂~中百舌鳥)で終電延長の実証実験を実施すると発表した。

国土交通省では、訪日外国人旅行者の受入れ拡大や消費促進を図るためには、夜間における消費機会の創出や満足度の向上を視野に入れた、夜間周遊の環境整備が課題になるとしていることから、この実証実験を通して、外国人、日本人といった属性別に、夜間の消費動向や人口流動、交通需要に与える影響を、ビックデータなどを活用して調査する。

実験は2020年1月24日と2月21日の延べ2日間実施。現行より2時間程度終電時刻を延長し、15分間隔程度の深夜運行を行なう。

これにより終電時刻は、上り中百舌鳥発の場合、現行の23時47分から1時47分へ、下り新大阪発の場合、現行の0時2分から2時1分へそれぞれ繰り下がる。

国土交通省ではこの実験を機に、夜間の周遊行動に関する調査手法を確立するとともに、2020年の東京オリンピック開催に向けた首都圏における公共交通機関の終電延長による影響なども適切に把握し、夜間の交通アクセス充実に向けた環境整備を進めていくとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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