【ホンダ フィット 新型試乗】明らかにドライビングしやすく、快適になった…松田秀士

明らかにドライビングがしやすくなった新型フィット

同クラスの中でも快適な高速域

ACCとLKAのセパレート方式は理想的

ホンダ フィット 新型(プロトタイプ)
ホンダ フィット 新型(プロトタイプ)全 12 枚

明らかにドライビングがしやすくなった新型フィット

ステアリングの2本スポークはかつてのポルシェ『911』を思い起こす。とはいえ新型『フィット』のインテリアはとてもすっきりしているうえに暖かい印象。ドラポジを決めて真っ先に感じるのが、これまでとは違って明らかにドライビングがしやすくなっている。ステアリングの角度、テレスコピックの長さ、そしてシートの角度座り心地だ。

【画像全12枚】

視界にもかなり配慮している。フロントのピラーを2本にして、後方をAピラーとすることで斜め前方の視界がとても良い。走り出す前から運転しやすいと感じるのだ。

ホンダ フィット 新型(プロトタイプ)ホンダ フィット 新型(プロトタイプ)
走りだすとサスペンションがとてもスムーズに動き乗り心地が良い。フロントサスのフリクションを低減しリアサスの入力を2系統にしっかり分散させることができているから、これまでのフィットにはなかったしなやかなホイールストロークが達成されている。

同クラスの中でも快適な高速域

ホンダ フィット 新型(プロトタイプ)ホンダ フィット 新型(プロトタイプ)
よく動くようになったサスペンションだが、コーナリングで不安を感じることもなく、路面の凸凹をサスペンションが上手に吸収してくれるのでボディのフラットライド感が高く、高速域のコーナリングでもタイヤが路面をしっかり掴んでいる感触が伝わってききて、ロールの大きさほどに不安を感じさせない。

ハイブリッドは中低速域ではモータードライブとなるのでEVのようにゼロ発進から力強く、アクセルに対するレスポンスもかなり良い。また100km/h以上の高速域ではエンジンとダイレクトに繋がるので、失速感も少なく、伸びのある高速ドライブが楽しめる。それと高速域での室内のノイズに耳障り感がなくこのクラスとしては他車と比較して快適だ。

ホンダ フィット 新型(プロトタイプ)ホンダ フィット 新型(プロトタイプ)

ACCとLKAのセパレート方式は理想的

感心するのは運転支援システム。最新のホンダセンシングを搭載するのだが、ミリ波レーダーを採用していないのだ。ACCはカメラのみで行う方式に変更された。もちろんLKA(レーンキープアシスト)もカメラで行う。ACCはパーキングブレーキが電気式となり、渋滞対応なので停止まで行う。これまでのように速度に縛られることはなくなった。

またLKAはACCとセパレートしていてメインスイッチをONにすればどちらか片方だけの運転支援も可能だ。これは現在のところ僕が理想とする方式。

燃費もよく、制御もしっかりしている新型フィットにはかなり注目している。

ホンダ フィット 新型(プロトタイプ)ホンダ フィット 新型(プロトタイプ)

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★☆
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★☆

松田秀士|レーシングドライバー/モータージャーナリスト/僧侶
成仏する直前まで元気でクルマを運転できる自分でいたい。「お浄土までぶっ飛ばせ!」をモットーに、スローエイジングという独自の健康法を実践しスーパーGT最年長55歳の現役レーサー。これまでにINDY500に4度出場し、ルマンを含む世界4大24時間レース全てに出場経験を持つ。メカニズムにも強く、レースカーのセットアップや一般車の解析などを得意とする。専門誌等への寄稿文は分かりやすさと臨場感を伝えることを心がけている。

《松田秀士》

松田秀士

成仏する直前まで元気でクルマを運転できる自分でいたい。「お浄土までぶっ飛ばせ!」をモットーに、スローエイジングという独自の健康法を実践する。これまでにINDY500に4度出場し、ルマンを含む世界4大24時間レース全てに出場経験を持つ。メカニズムにも強く、レースカーのセットアップや一般車の解析などを得意とする。専門誌等への寄稿文は分かりやすさと臨場感を伝えることを心がけている。

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