アストンマーティン、初のヘリコプターを発表…エアバスと共同開発

両社のデザイナーが密接に連携

高性能な高級車を所有する顧客を満足させるヘリコプターが目標

アストンマーティン車と同じ素材をインテリアに

ACH 130 アストンマーティン エディション
ACH 130 アストンマーティン エディション全 14 枚

アストンマーティン(Aston Martin)は、ブランド初のヘリコプターの『ACH130アストンマーティンエディション』を発表した。

両社のデザイナーが密接に連携

アストンマーティンは、エアバスコーポレートヘリコプターズと提携を結び、それぞれが持つ自動車とヘリコプターの設計に関するノウハウを統合させた新製品を共同開発する。過去1年間、両ブランドのデザイナーは、この提携の最初の製品に関して、スタイリングの面で協力してきた。

具体的には、エアバスコーポレートヘリコプターのデザイナーとアストンマーティンのデザイナーは、エアバスコーポレートヘリコプターの卓越性、品質、サービスなどの重要な価値と、アストンマーティンの美意識、ハンドクラフト、自動車アートへのコミットメントを密接に連携させている。このコラボレーションから生まれる最初の成果として発表されたのが、ACH130アストンマーティンエディションだ。

エアバスコーポレートヘリコプターは、プライベートとビジネスのヘリコプターカテゴリーにおけるマーケットリーダーだ。世界130か国に1800機以上が導入されており、市場シェアは50%を超えている。

高性能な高級車を所有する顧客を満足させるヘリコプターが目標

ACH130アストンマーティンエディションは、エアバスのヘリコプターの『ACH130』をベースに開発されたスペシャルエディションだ。アストンマーティンが手がけた4種類の内外装デザインが採用されている。アストンマーティンによると、高性能のオーダーメイドの高級車を所有し、運転する楽しさを重視する顧客を喜ばせるヘリコプターを目指したという。

ACH130アストンマーティンエディションのエクステリアは、スターリンググリーンがテーマだ。このカラーリングは、すでに最初の航空機に採用されている。グラデーション塗装が特長で、ヘリコプター下部にはジェットブラックが、カウフォールの周囲にはスカイフォールシルバーが配されている。キセノングレー、アリゾナ、ウルトラマリンブラックなど、アストンマーティン車のボディカラーで仕上げることもできる。

アストンマーティン車と同じ素材をインテリアに

インテリアは、より高いレベルの快適さを追求する自動車に触発された。ヘリコプターのキャビン全体には、ラグジュアリーなレザーに、アストンマーティンのウイングエンブレムをエンボス加工。キャビンは、オックスフォードタン、ピュアブラック、アイボリーを含むレザーが選択可能だ。また、ピュアブラックのウルトラスエードでトリミングされている。

アストンマーティン『DB11』と同様のブローグのディテールが、シート中央に採用された。シートは、前3席、後ろ4席の7名乗りだ。ドアはレザーでトリミングされている。ACH130アストンマーティンエディションのインテリアは、アストンマーティン車と同じ素材を使用することにより、アストンマーティンのスポーツカーのインテリアと調和するという。

ACH130アストンマーティンエディションには、インストルメントパネルにアストンマーティンとエアバスのパートナーシップロゴ、エディションナンバー、顧客の名前を記したプレートがあしらわれる。

なお、ACH130アストンマーティンエディションは、2020年第1四半期(1~3月)から、顧客への納入が開始される予定だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  5. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る