ブリッツはイニD藤原拓海らの耐久チームを全面サポート…東京オートサロン2020

1等は車高調サスキット!
1等は車高調サスキット!全 9 枚

東京オートサロン2020、ブリッツのブースは「漢」っぽい。同社のダンパーはほとんどがガチガチの単筒式だ。デモカーもホワイトベースで見た目の派手さは少ない。

単筒式ダンパーは、構造がシンプルで耐久性も高い。リニアな動きが競技走行やセッティングにマッチするが、乗り心地はスポイルされる。しかし漢ならウォシュレットの水勢は最大にするように(異論は認めない)、ダンパーもフニャフニャの複筒式など使えるか、と言わんばかりだ。

とはいえ、減衰率調整式のダンパーを、加速度センサーを使って自動制御してくれるという繊細なシステム(DAMPER ZZ-R SPEC DSC PLUS:1月発売予定)も作っている。手動でダイヤルやリモコンでいちいち設定するのではなく、車の傾き(乗車による重量配分の変化)や加減速時のGの変化をセンシングして、4本のダンパーの減衰率調整を自動的に行ってくれる。見えないところで仕事をこなすのも漢のたしなみである。

ブースには500円でできるルーレットもある。1等はブリッツの車高調整サスペンションキットが当たるが、2等以下はマグカップやタオルだ。タオルは今治ブランドだったりと、どれも500円では買えないものだが、1等以外はハズレみたいなところが、じつに漢らしい。

そのブリッツが、国内ツーリングカーレースの新しいチームVARTをサポートするという。車両はトヨタ『86』。目標は6月の「JOY耐」(ツインリンクもてぎ 7時間耐久)。ドライバーは「イニシャルD」の藤原拓海、の声を担当した三木眞一郎氏はじめ、浪川大輔、石川界人、畠中祐など。チーム監督は、ポケットモンスターなど人気アニメの音響監督・三間雅文氏が務める。なお、彼らはもてぎのカート耐久レースの参戦経験もあるので、声優とはいえまったくの初心者だけのチームというわけではない。

プロジェクト「VART」(Voice Actors Racing Team)は、アニメファンや若い人にも、車やモータースポーツにもっと興味をもってもらう狙いもある。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  2. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 【トヨタ クラウンエステート 新型試乗】走りそのものに違いを見出すのは難しいが…中村孝仁
  4. ホンダ『レブル』1万2000台以上をリコール…最悪の場合、エンストして再起動できない
  5. 「これかっこよすぎる!」「かなり価格を抑えてる」日本発売のプジョー新型『3008』がSNSで話題
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る