トヨタ、空飛ぶ車の開発で提携…早期の実用化を目指す

Joby Aviation社のeVTOL
Joby Aviation社のeVTOL全 3 枚

トヨタ自動車(Toyota)の米国部門は1月15日、電動垂直離着陸機(eVTOL)の開発と実用化を進めるJoby Aviation社と提携することで合意した、と発表した。

画像:Joby Aviation社のeVTOL

Joby Aviation社は、2009年に設立された。米国カリフォルニア州に本社を置く。同社はeVTOLの開発に取り組んでおり、将来は空飛ぶタクシーサービスの提供を目指している。

eVTOLは、短距離・多頻度運航用に設計されており、都市圏にて通勤者や出張者、旅行者によるオンデマンド利用が見込まれる空飛ぶタクシー市場のニーズに適している。また、ヘリコプター、ドローン、小型飛行機の要素をもち、信頼性やゼロエミッションの環境性、巡行速度、静粛性などに優れる。運用コスト、メンテナンスコストも低く抑えることができ、強化された安全機能も備えている。

トヨタはJoby Aviation社との提携において、自動車の開発・生産・アフターサービスで培った強みを活かし、今後、社会的ニーズが高まると予想される空のモビリティ事業の早期実現に向けた取り組みを開始する。

都市部の渋滞や環境負荷の低減、過疎地域の輸送手段の確保など、さまざまな交通課題の解決に向け、eVTOLを用いたモビリティサービスの実現が期待されている。このeVTOLの開発・製造における技術は、電動化、新素材、コネクティッドなどの分野において、次世代環境車の技術との共通点も多く、eVTOLは自動車事業との相乗効果を活かした新たなモビリティ事業に発展する可能性があるという。

トヨタは今回、Joby Aviation社と提携するにあたり、生産技術の見地で、設計、素材、電動化の技術開発に関わるとともに、トヨタ生産方式(TPS)のノウハウを共有していく。最終的には、高い品質、信頼性、安全性、そして厳しいコスト基準を満たすeVTOLの量産化を実現する、としている。

《森脇稔》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ブレイズ、ホンダ『N-VAN』対応キャンピングカーキット近日公開 EV版にも初対応
  2. 三菱『デリカD:2』次期型は2028年登場? “ソリオ”から離れ、日産と共同開発も
  3. ホンダが電動マウンテンバイク市場に参入、シマノユニット搭載『RN0』発表…EICMA 2026
  4. 【フィアット グランデパンダ 新型試乗】“ツカミ”はOK、乗り味は予想以上にシットリと…島崎七生人
  5. 日本のライダーも注目? KOVE、新型トレールバイク『350RALLY』と『125RALLY』を世界初公開…EICMA 2026
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「事故死ゼロ」と「移動の自由」の両立へ…トヨタとホンダが「ITS世界会議」で示した次世代技術
  2. 「Sim-to-Real」って何? AIを動かす実装技術…EdgeTech+ 2026【キーワード Vol. 3】
  3. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  4. 「フィジカルAI」って何? 似ている4つの基本用語…EdgeTech+ 2026【キーワード Vol. 1】
  5. 「E2E AI」って何? 自動運転を支える技術…EdgeTech+ 2026【キーワード Vol. 4】
ランキングをもっと見る