災害で見直されたアウトランダーPHEV…ジャパンキャンピングカーショー2020

キャンピングカーショー:西尾張三菱自動車販売
キャンピングカーショー:西尾張三菱自動車販売全 7 枚

西尾張三菱自動車販売は、キャンピングカーの架装や関連のオプション装備に対応するディーラーだ。ジャパンキャンピングカーショー2020で注目を浴びていたのは、『アウトランダーPHEV』と『デリカD:5』の車中泊キャンパーだ。

【画像全7枚】

デリカはディーゼルならではトルクと三菱の4WDによって、道を選ばないキャンピングカーだ。用意された装備としては、ポップアップルーフテント、内外装装備用のリチウムイオン電池、FFヒーター、ソーラーパネル、1500Wのインバーター(DC→AC)、フロントの回転シート、車中泊用のベッドなど。展示車はこれらがフル装備される。

アウトランダーPHEVは、ポップアップルーフテントと車中泊用ベッド以外は目立った装備はないが、PHEVの場合、電源にはこまらないので、家庭用のテーブルタップがあれば、好きな家電製品を持ち込める。定格出力は1500Wだが、節約すれば1日くらいの停電ならPHEVのバッテリーで家の冷蔵庫くらいは動かせるという。エンジンでの発電と併用すれば10日ほど持たせることができる。

2019年の台風や自然災害では、EVやPHEVを家の電源代わりにした人もいた。V2Hなど車両から家に電力を供給する機械が必要だが、車中泊ベッドもあれば避難生活にも対応できる。

西尾張三菱の装備の特徴は、ポップアップルーフ以外、どれもディーラーオプション扱いで購入、装着ができることだ。ルーフの架装はコンプリートカーになるので、車両持ち込みでの改造は対応してもらえないが、リチウムイオン電池やソーラーパネルなども、フロアマットやドアバイザーの感覚で注文、取り付けが可能だ。

そのため、どの装備も、後席や3列シート、ラゲージスペースなどの装備は純正のまま使うことができる。

注文は全国からくるという。遠方の場合、オプションの修理やメンテナンスが心配になるが、この場合のサポートは日本RV協会の加盟ディーラー、整備工場などが対応してくれる。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産のピックアップトラック、『ナバラ』新型が11月19日デビューへ
  2. 冬を愉しむ上質な『ブリザック WZ-1』は“大人のスタッドレス”、想像を超える快適さは非降雪地域のユーザーにこそおすすめPR
  3. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  4. コックピット見えた! 2027年型ポルシェ『718ケイマンEV』、衝撃の価格も発覚
  5. ホンダ『S2000』にスーパーチャージャー、老舗JDMチューナーが580馬力にカスタム…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る