【三菱 eKクロススペース・eKスペース 新型】印藤執行役「事前受注5000台目指す」

三菱自動車 eKクロススペース/eKスペース 発表会
三菱自動車 eKクロススペース/eKスペース 発表会全 10 枚

三菱自動車は軽スーパーハイトワゴン『eKスペース』を約6年ぶりに全面改良するとともに、クロスオーバータイプの『eKクロススペース』を新設定し、3月19日に発売すると発表した。価格はeKスペースが139万9200~176万7700円、eKクロススペースが165万5500~199万1000円。

三菱自動車の印藤啓孝執行役国内営業本部長は2月6日に都内で開いた発表会で、「この新型スーパーハイトワゴンは、三菱自動車らしい個性的なデザイン、使い勝手が良く快適な室内空間、先進の運転支援技術と安全装備という3つの特徴を持っている」と紹介。

このうちデザインについて石塚公一プログラム・デザイン・ダイレクターは「eKクロススペースは三菱らしい、そしてSUVらしいものを表現。そのひとつがまずダイナミックシールド、ひとめ見て三菱だとわかること。さらにSUVらしさを強調するために下回りのところに銀や黒のパーツを付けることで、SUVらしい特徴的な形を造っている」と解説。

さらに「これはeKスペースにも共通することだが、形としてよりしっかりと見せるために、ホイールベースを65mm伸ばしたことで、タイヤが四隅に寄って、より踏ん張りのあるスタンスになった。さらに前から後ろまで突き抜ける勢いのある形を造っている」とも話した。

室内空間に関してはエルボールームが現行車に対して23mm、後席のニールームは73mm拡大。また後席のスライド量をクラストップレベルの320mmに拡大し、後席の居住性および荷室の使い勝手も向上。このほか後席スライドドアの開口幅を650mmと現行車比95mm広げたことで乗降性も改善している。

一方、運転支援や安全装備も1年前に発売した『eKワゴン/eKクロス』からさらに進化。2台前を走る車両をミリ波レーダーでとらえ急減速した際にドライバーに注意を促す前方衝突予測警報を始め、ふらつき警報、標識検知、先行車発進通知機能を新たに搭載。高速道路同一車線運転支援技術「マイパイロット」では間欠ワイパー使用時でも作動できるようにしたほか、追い越しの際にウィンカーを作動させると加速して追い越しをアシストする機能も付加された。

eKクロススペースおよび新型eKスペースは、東京モーターショー2019で初公開し、東京オートサロンにも出展したが、印藤執行役は「非常に多くの方から好意的なコメントを頂いた。我々としても1年ぶりの新型車となるだけに拡販への手応えを感じている」と述べた。

その上で「1月18日から予約受注活動を行っているが、3月19日の発売までには月販目標の2400台の倍以上の5000台の受注を目標に進めていきたい」と期待を寄せた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  3. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
  4. 『ジムニー/ジムニーシエラ』のコックピットをかっこよく進化! 簡単取付けのデジタルメーターが新発売
  5. アキュラの新型SUV『RSX』が初公開! SNSでは「デザイン、攻めてきたな」「逆輸入して」などホンダファンも反応
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る