【キャバレロ フラットトラック125 試乗】欲張りにオススメ!な贅沢イタリアン原2…青木タカオ

ファンティック キャバレロ フラットトラック125
ファンティック キャバレロ フラットトラック125全 24 枚

手軽に乗れて、経済性に優れる125ccモデル。買ってしまえば維持費は安いのだから、その分だけ車両は贅沢に……、という選び方はいかがだろうか。

【画像全24枚】

創業50年を超えるイタリアの名門「ファンティック」がリリースする『CABALLERO(キャバレロ)フラットトラック125』に乗ると、そんな選択もありだなと思えてくる。

Fantic Motor(ファンティック・モーター)は1968年、イタリア北部の街バルザゴでスタート。翌年には50ccのオフロード車「Fantic Caballero(ファンティック・キャバレロ)」を発表し、75年にはファンティックモーターレーシングチームを結成。モトクロス競技に参戦した。

85年、86年、88年にはトライアル世界選手権でタイトルを獲得するなど、オフロードシーンで名を馳せる。90年代半ばから経営破綻と再建を繰り返し、数年前の再建以降は、2019年からライダー用Bluetoothインカム「B+COM」や、イタリアのスクーターブランド「ランブレッタ」を取り扱うサインハウスによって日本上陸を果たしている。

老舗だからできる完成度の高さ

ファンティック キャバレロ フラットトラック125ファンティック キャバレロ フラットトラック125
『キャバレロ フラットトラック』は500、250、125という3本立てで、クロームモリブデン鋼のチューブフレームを骨格とする車体は3モデルでほぼ共通。ツヤ消し塗装の燃料タンク、インナーチューブ径41mmの倒立フォーク、肉抜き加工されたアルミ削り出しのロワブラケットやスイングアームピボット、ラジアルマウントキャリパー、多機能デジタルメーターなど500譲りの車体は、質感バツグンというわけだ。

前後19インチの足まわりで、クラスを超えた車格も大きな魅力と言える。シート高は820mmで、250や500より20mm低い。130kgの車体重量(乾燥)も500より20kg、250より10kgほど軽くなって取り回ししやすくなっている。

サーキットでも力不足を感じない

ファンティック キャバレロ フラットトラック125ファンティック キャバレロ フラットトラック125
なにより目を惹くのが、ゼッケンプレートまで備わったフラットトラックレーサースタイル。昨今のカスタムトレンドにもなっていて、軽快感があってストリートにもよく似合う。

125の場合、水冷4スト単気筒SOHC4バルブエンジンの性能を余すことなくブン回せる。レブリミットの効く8000rpmまで全開走行がしたく、あえてサーキットで乗ったが、スポーツライディングに没頭するのに充分なパワーを持っている。

最高出力と最大トルクは未発表ながら、かなり力強い。サーキットでそう感じたのだから、街乗りではより機敏に走ってくれるだろう。前後サスやブレーキ、125クラスにしては贅沢すぎるパーツが奢られているが、見かけ倒しではないということだ。

ファンティック キャバレロ フラットトラック125ファンティック キャバレロ フラットトラック125
130mmという太めのフロントタイヤの影響もあって、ハンドリングは穏やか。落ち着いていて、乗り心地も良い。サーキットだけではなく、次はダートも走るべきだろう。つまり、これ1台あればいろいろと楽しめそうだ。

125クラスが欲しいものの、車格やクオリティはビッグバイクに匹敵かそれ以上のものが欲しいという欲張りな人にオススメしたい。価格は81万円(消費税込み)。

ファンティック キャバレロ フラットトラック125ファンティック キャバレロ フラットトラック125

■5つ星評価
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
コンフォート:★★★★
足着き:★★★★
オススメ度:★★★★

青木タカオ|モーターサイクルジャーナリスト
バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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