スズキ イグニス 改良新型、表情一新…デリーモーターショー2020

SUVのデザイン要素を採用

新しいインフォテインメントはクラウドに接続可能

4月導入予定の最新排ガス基準に先行適合

スズキ・イグニス 改良新型のインド仕様(デリーモーターショー2020)
スズキ・イグニス 改良新型のインド仕様(デリーモーターショー2020)全 14 枚

スズキのインド子会社のマルチスズキは、デリーモーターショー2020(オートエクスポ2020)において、改良新型『イグニス』(Suzuki IGNIS)をワールドプレミアした。

イグニスは、スタイリッシュな外観と使い勝手の良さを追求したクロスオーバー車だ。スズキの歴代モデルのデザイン要素を継承しながら、新しさと存在感のあるスタイリングを持つコンパクトクロスオーバーとして開発された。新世代のプラットフォームは、軽量・高剛性なのが特長だ。これに新設計のサスペンションを組み合わせ、多様な走行条件でも安心して運転できる高い操縦性を追求している。

このイグニスが、2016年のデビューからおよそ4年が経過し、デリーモーターショー2020では初の本格改良を受けた改良新型がワールドプレミアされた。改良新型は、タフなイメージを強化し、アップグレードされたエクステリアを採用する。また、最先端の技術と広々としたキャビンで、インドのプレミアムコンパクトSUVセグメントを再定義することを目指している。

SUVのデザイン要素を採用

改良新型のエクステリアには、SUVのデザイン要素を取り入れているのが特長だ。フロントグリルは5スロットグリルをモチーフとした新デザイン。フロントバンパーには、スキッドプレートが組み込まれた。LEDプロジェクターヘッドランプに、スタイリッシュなデイタイムランニングライトを組み合わせる。

リアは、バンパーがボディ同色の新デザインだ。ルーフレールとリアスポイラーも装備されている。スズキによると、タフなデザインに高い着座位置、高い地上高を組み合わせることにより、コンパクトな都市型SUVに見えるデザインを狙ったという。ボディカラーには、既存の色に加えて、ルーセントオレンジとターコイズブルーの2つの鮮やかな新色が設定されている。スズキ・イグニス 改良新型(インド仕様)スズキ・イグニス 改良新型(インド仕様)

新しいインフォテインメントはクラウドに接続可能

改良新型のインテリアは、シート表皮やメーターデザインを変更した。センターコンソールやインサイドドアグリップのアクセントカラーに、新色のブルーを採用している。広々としたキャビンには、独特のデュアルトーンアイボリーインテリアを導入した。

改良新型イグニスには、新開発のインフォテインメントシステムとして、幅17.78cmの「SmartPlayスタジオ」を採用する。この新しいインフォテインメントシステムはクラウドに接続でき、ライブ交通情報、音声認識、ドライバーへの安全警告、車両情報などの機能を提供する。

4月導入予定の最新排ガス基準に先行適合

改良新型イグニスには、インドの最新排ガス基準として、2020年4月から導入される「BS6」に先行適合した1.2リットルVVTガソリンエンジンを搭載する。このエンジンは、快適なドライブ体験を得られるようにするために、最適化された。改良新型イグニスには、トランスミッションにMTとオートギアシフトを用意している。オートギアシフトは、快適でシームレスな運転体験を可能にし、燃費を犠牲にすることなく、スムーズなシフトチェンジを実現している。

改良新型イグニスには、2つのプレミアムカスタマイズオプションとして、「Acropolis」と「Scorcher」がラインナップされている。これらのカスタマイズオプションに加えて、改良新型には3種類の新しいツートーンオプションが用意された。ネクサブルーとブラック、ルーセントオレンジとブラックルーフ、ネクサブルーとシルバールーフを設定し、顧客のニーズに応えている。

《森脇稔》

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