ヤマハ発動機が「レンジローバー」を展示? 異彩放つ「ボート」と「水上バイク」…大阪オートメッセ2020

ヤマハ発動機ブースに展示されたレンジローバー『イヴォーク・コンバーチブル』とプレジャーボート『AR195』(大阪オートメッセ2020)
ヤマハ発動機ブースに展示されたレンジローバー『イヴォーク・コンバーチブル』とプレジャーボート『AR195』(大阪オートメッセ2020)全 10 枚
関西最大級のカスタムカーの祭典「大阪オートメッセ2020」にヤマハ発動機が出展した。ブースにはバイクではなく、なぜかレンジローバーのSUV『イヴォーク』、そしてマリンジェット(水上バイク)とプレジャーボートを展示し、異彩を放っている。「なぜ船?」「なぜレンジローバー?」なのか。その理由を聞いた。

大阪オートメッセといえば、東京のオートサロンと双璧をなすカスタムカー=四輪車の祭典だ。バイクですら基本的に展示されていない。そこになぜボートとマリンジェットなのか。実はヤマハの出展は、今回で3年目だという。そのねらいを「マリン業界の認知と広げるため、そして地域顧客を創出するため」と説明する。

関西エリアは大阪湾、明石海峡と比較的おだやかな海に面しているほか、琵琶湖にも近いため実はマリンレジャーに適しているのだとか。西に行けば岡山県の海岸線、離島エリアの日生(ひなせ)もあり、釣りスポットとしての人気も高い。そんな土地柄を活かし、より海を身近に感じてもらい、マリンユーザーの間口を広げたいというのが出展の理由だ。

ヤマハ発動機のマリンジェット『MJ-FX HO』とプレジャーボート『AR195』(大阪オートメッセ2020)
ブースには、19フィートのプレジャーボート『AR195』、マリンジェットの『MJ-VX-Cruiser-HO』と『MJ-FX HO』を展示。さらに、ヤマハのレンタルボートサービス「シースタイル」を紹介していた。

そして、謎のイヴォーク・コンバーチブルだ。この理由についてヤマハブースの担当者は、「来場するクルマ好きの方々に、マリンの世界をよりイメージして頂きやすいように、AR195とトレーラーの組み合わせで展示しています。オートメッセはクルマがないと展示できないので、お付き合いのあるコーティングブランドのCeramic Proさんとコラボして車両を提供いただきました」と説明した。

「派手に高級車のカスタムをおこなう人と、ラグジュアリーなマリンレジャーの世界の相性は非常に良く通じるものがある」とも話していたが、展示されていたAR195のメーカー希望小売価格は667万7290円。マリンジェットのMJ-VX-Cruiser-HOが170万1230円、MJ-FX HOが199万2230円だ。糸目をつけずスーパーカーやラグジュアリーカーのカスタムができる人なら、「意外とお買い得」と思うのかもしれない。

大阪オートメッセ2020は2月16日まで開催。会場はインテックス大阪。ヤマハ発動機西日本営業所のブースは、ホンダやマツダも展示をおこなう3ホールにある。

《宮崎壮人》

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