【レクサス UX300e 新型試乗】日本発のラグジュアリーEVとして期待は大きい…九島辰也

レクサス UX300e
レクサス UX300e全 17 枚

現代の潮流EVはSUVにこそ合う

電動化の波が押し寄せている各自動車メーカー。ラグジュアリーカーブランドも例にもれず、ジャガーは『I-PACE』を、メルセデスは『EQC』をラインナップ、そしてアウディは『e-tron』を今年リリースする。アウディはすでに『e-tronクーペ』も発表しているからここからの流れは早そうだ。そうそう、ポルシェ『タイカン』も今年日本上陸予定となる。

【画像全17枚】

それじゃ国産ラグジュアリーカーブランドを代表するレクサスはというと、『UX300e』がある。昨年11月下旬中国の広州モーターショーでワールドプレミアされたピュアEVだ。

レクサス UX300eレクサス UX300e
ベースになったのはクロスオーバーの『UX』で、床下にリチウムイオンバッテリーを敷き詰めた。駆動輪は前輪。アクスルにモーターを設置してクルマを動かす。

冒頭に記したジャガーI-PACEなどを見ると、やはりクロスオーバーやSUVはEVに合っている。キャビンの上下を高くできるので、床下にバッテリースペースを確保できるのだ。ただタイカンのような専用設計のボディはそうとも限らない。バッテリー搭載位置を工夫すればボディを薄くするのも可能となる。もちろん、レクサスもそれは考えていて、専用ボディの開発に着手している。2025年には発売するそうだ。

“ラグジュアリー系“EVだからこその自然な加速

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さてUX300eだが、じつは開発の途中段階でステアリングを握ることができたのでその印象をお伝えしたいと思う。場所は東富士にあるトヨタのテストコースだった。

ドライバーズシートに座った印象は『UX』そのままで、動き出してEVであることを認識させる。モーターの音とともに大きなトルクが発生してグイッとタイヤが路面を駆る。ただ、アクセルに対して過度に反応するのではなく自然な加速を感じた。コンパクト系EVは「おっと!」という加速があるが、先に記したラグジュアリー系EVはその辺をうまくコントロールしている気がする。

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しかし、ハンドリングはまだまだ軽快さに欠ける。床下バッテリーの重さがネガティブに働いて「よいしょ!」と荷重が移動するような感覚が生じる。スッと向きを変えられるようになれば満点だろう。

UX300eは今年の春に中国で販売を開始、その後ヨーロッパでも展開される。日本上陸は2021年の予定だ。このところイヤーモデルとして改善を進めているレクサスだけに、日本での発売までにはもっと磨かれることだろう。日本発信のラグジュアリーピュアEVとしての期待は大きい。

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■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★
オススメ度:★★★★

九島辰也|モータージャーナリスト
外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。『Car EX』(世界文化社刊)副編集長、『アメリカンSUV』(エイ出版社刊)編集長などを経験しフリーランスに。その後メンズ誌『LEON』(主婦と生活社 刊)副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの“サーフ&ターフ”。 東京・自由が丘出身。

《九島辰也》

九島辰也

九島辰也|モータージャーナリスト 外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの“サーフ&ターフ”。東京・自由が丘出身。

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