ホンダ シビック タイプR 改良新型、欧州仕様を発表へ…ジュネーブモーターショー2020[中止]

冷却性能を向上させる新デザイン

サスペンションとブレーキを強化

シフトレバーの形状は初代がモチーフ

ホンダ・シビック・タイプR 改良新型(欧州仕様)
ホンダ・シビック・タイプR 改良新型(欧州仕様)全 9 枚

ホンダの欧州部門は、3月にスイスで開催されるジュネーブモーターショー2020において、改良新型『シビックタイプR』(Honda Civic Type R)の欧州仕様車を初公開すると発表した。

画像:ホンダ・シビック・タイプR 改良新型(欧州仕様)

冷却性能を向上させる新デザイン

エクステリアは、多くのスタイリングの変更を受けている。フロントバンパーは、より滑らかなデザインに変更され、フォグランプサラウンドには、スタイリングブレードを組み込んだ新デザインとした。フルLEDヘッドライトとデイタイムランニングライトも採用されており、よりクリーンなスタイリングを追求している。

フロントマスクは、新設計の大型のエアダクトと薄型のグリルビームによって、開口部を従来比で13%拡大した。ラジエーターの改良も実施した。ホンダによると、これらの改良により、サーキットなどでのハードな走行状況において、冷却水の温度を最大10度低下させることが可能になったという。

新設計の大型のエアダクトに起因するフロントダウンフォースのわずかな減少は、新デザインのフロントリップスポイラーによって解消された。このフロントリップスポイラーは、両端にリブ付きセクションを設けて、空気の流れを最適化している。ホンダ・シビック・タイプR 改良新型(欧州仕様)ホンダ・シビック・タイプR 改良新型(欧州仕様)

サスペンションとブレーキを強化

改良新型シビックタイプRのサスペンションは、レスポンスとシャープなハンドリングを求めて、再チューニングされた。アダプティブダンパーシステムの制御ソフトは、路面状況をより迅速に評価するようになり、優れたハンドリングレスポンスと乗り心地のさらなる両立が図られた。リアのアンダーBアームのブッシュは、横方向の負荷が8%向上するように強化されており、コーナリング時のトーイン特性が引き上げられた。フロントには、新設計のコンプライアンスブッシュと低摩擦のボールジョイントを採用した。ホンダによると、よりシャープな操舵感が得られ、コントロール性が向上しているという。

また、ブレーキ性能も強化した。ツーピース構造のフローティングフロントブレーキディスクと新開発のブレーキパッドを備えたブレーキシステムを採用する。この強化により、熱効率が向上するとともに、ブレーキのフェードを減少させ、サーキットでのパフォーマンスを高めた。また、ブレーキペダルの遊びをおよそ15mm減らして、よりダイレクトなブレーキフィールを追求した。 さらに、新しいフロントブレーキシステムにより、バネ下重量がおよそ2.5kg軽減され、ハンドリングのレスポンスが向上している。ホンダ・シビック・タイプR 改良新型(欧州仕様)ホンダ・シビック・タイプR 改良新型(欧州仕様)

シフトレバーの形状は初代がモチーフ

インテリアでは、新デザインのボタンやダイヤルを採用することにより、インフォテインメントと空調の使いやすさを引き上げた。新デザインのアルカンターラ仕上げのステアリングホイールにより、握りやすさが向上した。初代のシビックタイプRと同様、ティアドロップデザインのシフトレバーを装備した。このシフトレバーには、シフトフィールと精度を向上させるために、内部に90gのウェイトを追加している。

「スポーツ」、「+ R」、「コンフォート」の3種類のドライブモードごとに、車内の音響を最適化する「アクティブ・サウンド・コントロール(ASC)」が採用された。オーディオシステムのスピーカーから音を出すもので、スポーツモードと+ Rモードでは、アグレッシブな走行中にエンジンサウンドを強化する。コンフォートモードでは、加速中にエンジンサウンドを最適に調整する。

なお、改良新型シビックタイプRは、欧州では今春、発売される予定だ。ホンダ・シビック・タイプR 改良新型(欧州仕様)ホンダ・シビック・タイプR 改良新型(欧州仕様)

<中止> ジュネーブモーターショー2020は中止が決定(2月28日)。

《森脇稔》

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