BMWのロゴはプロペラではない、とも言い切れない?

1929年のポスターから(一部の資料で1916年とあるがおそらく誤り)
1929年のポスターから(一部の資料で1916年とあるがおそらく誤り)全 9 枚

「多くの人が、BMWのロゴは飛行機の回転するプロペラを様式化したと信じている。しかし真実は異なる」。BMWグループのクラッシクアーカイブ責任者、フレッド・ジェイコブス氏は明言する。

【画像全9枚】

BMWは、サイトや印刷媒体で使うコミュニケーションロゴを新しくしたのに合わせ、“プロペラマーク”の由来について解説している。

BMW=バイエルン発動機製作所の名前での歴史は1917年に始まる。今日のBMWの前身となる会社は複数あるが、ミュンヘンに本拠を置く航空機エンジンメーカーのラップ発動機製作所が改名したのだ。ちなみにこの時、将来の製品として、自動車用のエンジンがすでに宣伝されていた。

新会社BMWのロゴは1917年10月5日に制定された。青と白に塗り分けられた四分円はこの時から続いているのだ。円は前身のラップのロゴを継承したもので、BMWの文字を円周に沿って配置した。そして、内部の塗り分けはバイエルン自由州の州の色を表す、というのがBMWの現在の見解だ。航空機エンジンのメーカーだが、ロゴ設定時にプロペラや青い空、白い雲という意味はなかった。

BMWロゴマークの変遷。上段左から右へ1917年、1933年、1954年、下段左から右へ1974年(BMWモータースポーツ)、1979年、2007年。BMWロゴマークの変遷。上段左から右へ1917年、1933年、1954年、下段左から右へ1974年(BMWモータースポーツ)、1979年、2007年。BMWプロペラの伝説はいつ、現れたのか。BMWによると、1929年の広告で、回転プロペラにBMWのロゴが付いた航空機が描かれたという。BMWがプラット・アンド・ホイットニーの航空機エンジンをライセンス生産したときの広告だそうだ。プロペラの解釈は、航空機エンジン製造という会社のルーツと能力を強調しているため、その後も広告イメージによく使われた。

BMWは長い間、BMWプロペラの神話を正そうとしなかった、とジェイコブス氏は認める。いっぽうで、もしプロペラに固執したいなら、それも間違ってはいない、と言う。「BMWロゴがプロペラだという解釈は正確ではない。ただし90年間も一般的であったわけで、したがって正当化されるだろう」。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ロッキー』が3列7人乗りSUVに!?「ロッキースペース」登場の可能性は
  2. 三井金属の固体電解質「A-SOLiD」、全固体電池に採用決定…2027‐2028年の実用化めざす
  3. トヨタ『カローラクロス』次期型は「RAV4」似に? 最終デザインはこれだ!
  4. サブスク型洗車場「スプラッシュンゴー」、藤岡大塚店を群馬にオープン…洗い放題で月額980円から
  5. パナソニック ホールディングス・人事情報 2026年4月1日付・6月22日付
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. 「電気バス」でつながる聖地・高野山、導入の裏にあった合理的な理由
  3. 【調査レポート】自動車パワートレインの現実解(米・欧・中・日・印)~BEV踊り場におけるPHEV・合成燃料の再評価~
  4. ダイフク、520億円の成長投資でマザー工場再開発とドイツ企業買収…2030年に売上高1兆円へ
  5. メンテナンスパック「SUBARU Care Passport」、13項目選べる付帯サービス…7万8144円から
ランキングをもっと見る