マツダ財団、科学技術振興と青少年健全育成を支援へ 総額6549万円

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マツダ財団は3月16日、2020年度の事業計画を発表。今年度も引き続き、科学技術振興と青少年健全育成の2つの領域について、研究助成と事業助成を中心に、さまざまな活動を行う。総事業費は6549万円。

科学技術振興関係は、研究助成として機械、電子・情報、化学系材料、物理系材料の4分野を対象に、「若手研究者」「萌芽的研究」「循環・省資源への寄与」を優先して助成する。助成件数は31件で総額3100万円。また「マツダ研究助成選考委員奨励賞」を設定し、特に優れた研究に対して、1件50万円の副賞(追加助成金)を授与する。助成件数は4件で総額200万円。

事業助成としては、中国地方で開催される小中高の生徒を対象とした「科学体験」に関する事業・研究会等を支援する。助成件数は20件程度で総額300万円。また、科学にわくわくする子どもの心を育てるための「科学わくわくプロジェクト」事業を実施する。事業内容は、理科の真の面白さを伝える中高生向け出前講義を行う「サイエンスレクチャー」、中学生を対象に広島大学等の最先端の設備を活用したハイレベルな演習講座を行う「ジュニア科学塾」などで、負担金総額は100万円。

青少年健全育成関係では、青少年の健全育成に寄与する実践的な研究を対象に、助成を行う。助成件数は5~6件で総額400万円。また市民活動支援については、広島・山口両県から寄せられた57件の応募の中から、全30件、総額800万円の支援を決定。地域連帯やボランティア育成などに取り組む、意欲あふれる市民活動を支援する。

そのほか、児童・指導者・ボランティアの創意工夫をはぐくむ広島市文化財団との共催事業「感動塾・みちくさ」、ピピオ子どもセンターとの連携で実施する、被虐待児等の自立支援「スタートラインプロジェクト」、若者が希望を獲得するための活動支援「若者×ツナグバ」などを実施する。

マツダ財団は、科学技術の振興と青少年健全育成のための助成などを行うことで、心豊かに生きることのできる社会づくりに寄与することを目的として、1984年10月に発足。これまでの助成実績は、今回を含め合計2323件、17億8809万円となる。

《纐纈敏也@DAYS》

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