箱根登山ケーブルカーが25年ぶりに車両リニューアル! 外国人観光客向けの機能強化なども

箱根登山ケーブルカーが車両リニューアル
箱根登山ケーブルカーが車両リニューアル全 16 枚

2019年12月3日より施設及び車両更新工事のため運休していた強羅駅~早雲山駅間の箱根登山ケーブルカーが、3月20日より、車両リニューアルを経て運転再開する。

箱根登山ケーブルカーのデザインリニューアルは実に25年ぶりで、これが5代目の車両。赤が目印の1号車(ケ11-21)、青が目印の2号車(ケ12-22)の2台体制での運行となる。

新型車両ではいくつか内装面で改良が加えられており、一番大きなものが従来のボックスシートから、ロングシートタイプへと変更されている。これは昨今の外国人旅行客が大型のキャリーバッグを主に利用していることから、通路を通るのが難しくドア付近で滞留してしまうため、これらを改善するために通路の幅を広げることで利便性を向上するのが一番の目的だ。

あわせて新しく車内表示機が設置され、日本語だけでなく英語、中国語、韓国語の4か国語の駅案内が行われようになり、より旅行客が利用しやすくなる作りとなっている。

乗車人数は2両編成で251名(座席数58人)と輸送力も強化されているようだ。

また従来の車両では車掌が一人しか同乗しないため、後部車両の様子を確認するのが難しかった問題もあったそうだが、今回新たに防犯カメラを設置。随時切り替えを行うことで、管制室で車内のモニタリングが可能となっている。

なお、早雲山駅はまだリニューアル工事中のため、ケーブルカー再開後は仮設通路を使用する形となる。こちらの駅リニューアルも6月をめどに完了するそうだ。

《二城利月》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  2. 【トヨタ クラウンエステート 新型試乗】走りそのものに違いを見出すのは難しいが…中村孝仁
  3. ホンダ『レブル』1万2000台以上をリコール…最悪の場合、エンストして再起動できない
  4. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. 「これかっこよすぎる!」「かなり価格を抑えてる」日本発売のプジョー新型『3008』がSNSで話題
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る