東大発AIベンチャー、ティーチング不要の自動車工場向けアームロボット制御AIアルゴリズムを提供

自動車工場におけるロボットアーム
自動車工場におけるロボットアーム全 2 枚

東大発AIベンチャーのTRUST SMITHは、自動車工場におけるティーチング不要のアームロボット制御AIアルゴリズムの提供を開始した。

【画像全2枚】

自動車製造の様々な作業工程で活躍する産業ロボットだが、まだ課題も残る。その一つが「ティーチング」だ。ティーチングとは、産業用ロボットを実際に動かすにあたり、要求する経路に沿ってロボットが稼働できるようにプログラミングを施す作業のこと。ティーチングマンには専門的な技術や知識が求められるが、国内でその数が不足していると言われている。人件費削減のために産業ロボットを導入しようとしたつもりが、ティーチングマン育成のために、かえってコストが増加してしまうというケースも少なくない。

今回、同社が提供を開始したのは、AIによるティーチングを不要としたアームロボット制御アルゴリズムだ。仮想空間上にて自動で経路を生成でき、従来、ロボットアームを導入する度にティーチングマンが実施していたティーチングが不要となる。これにより、ティーチングにかけていた教育コストの削減や、ティーチングマンの人手不足解消に繋がることが期待される。

さらに、AI搭載のアームロボットでは、従来対応できなかった精密な作業が可能となる。従来のロボットはプログラムで事前に定められた動作を実行するため、流れてくる製品の向きやタイミングを一定に揃える必要があった。また、少しでもプログラムと異なる挙動があった場合、ロボットが対応できず、生産ラインがストップしてしまうという問題が生じていた。今回発表したAIアームロボットは、カメラをつけることで製品の位置ズレなどにも自動で対応する。

このアームロボット向けAIアルゴリズムは、すでに現場で稼働しているロボットにも追加で搭載することが可能。ティーチングレス化や複雑な処理への対応が可能となるため、長期的な運用を予定している場合、AIアルゴリズムを導入することで、費用対効果が高くなることが期待される。

《纐纈敏也@DAYS》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 初代より軽い? 次期スズキ『アルト』は500kg台が目標
  2. ホンダ『ZR-V』と『シビック』の1万4730台をリコール、座席が保安基準に不適合
  3. 三輪ソーラーEV『スリールオータ』、欧州の型式認定取得…記念モデルを限定30台で国内発売
  4. BYDの軽EV『ラッコ』、発売1週間で741台を販売 東福寺社長「12月末までに1万台に」
  5. 民事再生中のEVモーターズ・ジャパン、EVバス事業をイクヨに譲渡
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  3. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
  4. 機械式駐車場の最適化コンサル、マンション管理組合向けに新サービス開始…さくら事務所
  5. 大和ハウスベンチャーズ、自動運転幹線輸送のT2に出資…レベル4実現へ
ランキングをもっと見る