神奈川県の小田原駅(小田原市)と強羅(ごうら)駅(箱根町)を結ぶ箱根登山鉄道は3月26日、運行を見合わせている箱根湯本~強羅間の再開を7月下旬に前倒しすると発表した。
台風19号による被災で、2019年10月13日から運行を見合わせている同区間では、大平台隧道から大沢橋梁付近にかけてと、蛇骨(じゃこつ)陸橋から小涌谷(こわくだに)踏切付近にかけてが甚大な被害を受けた。その後、これらの復旧への前段階工事と関係機関との協議を進めた結果、2019年11月22日には2020年秋頃の再開が発表されていた。
しかし、復旧工事では施工時間を可能な限り延長できたことや、冬季の降雪や凍結が少なかったことなどもあり、再開を前倒しできることになったという。