マツダ ロードスター 初代、29年前の個体が新車さながら… CLASSIC MAZDAレストア6号車 

マツダ 初代ロードスター NAレストア6号車 29年前の個体が「新車」さながらで納車… CLASSIC MAZDA
マツダ 初代ロードスター NAレストア6号車 29年前の個体が「新車」さながらで納車… CLASSIC MAZDA全 16 枚

2020年3月。マツダ広報部より、嬉しい知らせが届いた。編集部がマツダ広島本社に訪問した1月31日に、同社工場内「マツダE&T」でレストア中だったあのNAロードスターが、無事にオーナーへ納車されたのだ。

新型コロナウイルスの影響を意識した感染予防のため、オーナーをはじめとするごく限られた方のみが、神奈川県の「マツダR&Dセンター横浜」に集い、納車式が開催。この日を迎えるために、2019年12月から約3ヶ月の時を経て大切に仕上げられたNAレストア6号車の貴重な雄姿を、まずはご覧頂きたい。

◆29年前の個体が「生まれ変わる」まで

今回、納車式を迎えたNAレストア6号車は、1991年式。いわゆる「ヤングタイマー」なクルマだ。29年前に生産されたシルバーストーンメタリックの標準車で、走行距離は12万6千kmという、廃車になっていても不思議ではないその個体が…。本家マツダの「NAロードスターレストアサービス」で生まれ変わったわけだ。

実際に行われたのは、エンジンのオーバーホール。ラジエータホースなど、ホース&ゴム類、サブタンクやラベルに至るまで、新品へ交換された。



足回り(シャシー)についても、サスペンションはアームアッシーの新品に交換。ダンパー、バネ、ブレーキローター、パッド、ブレーキホース、サイドブレーキケーブルも新品へ。


ボディは、リアフェンダーを鈑金修理。目に見えない部分でさえも、外観と同じクオリティで「クリア塗装」が行われている点には驚愕してしまう。まさに「鏡」のようなピカピカの仕上がりで、本家マツダしか成し得ない、限りなく新車に近いレストアだ。


◆NAレストアは『CLASSIC MAZDA』プロジェクトのひとつ

ホイールとタイヤはそのままに、幌はNB仕様へ変更され、新車さながらの姿でオーナーの手に戻ったNAレストア6号車。今後もより永く、大切な「愛車」として走り続けることだろう。

2018年5月からレストア1号車の受付が開始され、多くのクルマ好きから注目を集める「NAロードスターレストアサービス」は、自動車メーカー・マツダの職人たちが “ 魂 ” をたぎらせて取り組む『CLASSIC MAZDA』プロジェクトのひとつだ。

同プロジェクトは、マツダのロードスターを愛する人たちのためだけでなく、より多くの人々が、この日本で、旧車にも新車にも乗り続けやすくなる「自動車文化」を作り上げるために展開されている。マツダのプロフェッショナルたちが心血を注ぐこのプロジェクトの動向を、今後も編集部は追い続けていく。

マツダ 初代ロードスター NAレストア6号車 29年前の個体が「新車」さながらで納車… CLASSIC MAZDA

《カーケアプラス編集部@金武あずみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタに生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. 「まさにアメリカンスポーツの最高到達点」1000馬力越えの『コルベット』にSNSも注目!コスパ最強ハイパーカー誕生か
  5. 背もたれに貼り付いた子どもたちの頭髪に…学術集会で議論された「ジュニアシートの適正使用」【岩貞るみこの人道車医】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る